てれびのにゅーすで、こうたいしのおくさんがびょうきになったので、がいこくでお休みをするといっていました。なんだかこうたいしのおくさんは、いつでもお休みをしているようなきがします。
どんなびょうきなのかおとうさんにきいたら、あたまがおかしくなったんだとおしえてくれました。こうぞくの人たちは、いろんなところにあそびにいったり、えらい人たちとごちそうをたべたりするのがしごとだときいたことがあります。すごくたのしそうなのにどうしてあたまがおかしくなるのかよくわかりません。もしかしたら、あんまりたのしすぎておかしくなっちゃったのかもしれません。
おとうさんとおかあさんにそういったら、おかあさんは、
「こうたいしのおくさんのあたまがおかしくなったのは、あの人にふさわしいしごとをさせてあげなかったせいだ。」
といいました。
おとうさんは、
「そうなるのはさいしょからわかりきっていたことだ。それなのにけっこんしたんだから、いまさらきちがいになるのはあまったれているしょうこだ。あのおんなはどうしようもないできそこないだ。」
といいました。それから、
「こうたいしも、もともとじぶんのかんがえがあまいからこうなったのにひとのせいにしている。ごくつぶしのくせになにをのぼせあがっているんだ。」
とわるくちをいいました。
おかあさんは、
「こうぞくでもじぶんにふさわしいしごとをするけんりがあるはずだ。」
といいました。そうしたらおとうさんは、
「こうぞくにそんなけんりがあるものか。あいつらはけんりなんてものとはほどとおいやつらだ。」
といいました。
「けんりってなに」ときこうとおもったけど、おとうさんもおかあさんもきいてくれそうにありませんでした。
おかあさんは、
「あなたはおんなをおとこのせわをさせてこどもをうませるだけのどうぐだとおもっているの。」
と、おとうさんにつめよりました。
「こうぞくというのはそういうかんがえかたをみとめるためにあるものだ。けんりなんてことをいいだすぐらいなら、こうぞくなんてなくすことをまっさきにかんがえろ。」
「このひこくみん。きょうさんとう。」
「だまれ、うよくのきょうしんしゃめ。」
おとうさんはおこっておかあさんをなぐりとばしました。おかあさんがたおれたところにおとうさんはうまのりになって、もっとなぐりつづけました。たくさんなぐったので、おかあさんはぐったりしてうごかなくなりました。そのあとおとうさんはどこかにでかけていきました。
しばらくしておかあさんがおきあがったので、こっぷでみずをのませてあげました。
ぼくはおかあさんに
「どうしてりこんしないの。」
とききました。おかあさんは、
「おとなのことはむずかしいからこどもにはわからないのよ。」
そういってぼくをだきしめ、ながいあいだなきつづけました。
でも、やすんでばかりでやくにたたないおくさんとりこんしないのは、すごくそんだとおもいます。はやくりこんして、もっとあそびにいったり、ごちそうをたべるのがすきなおくさんをみつければいいとおもいます。それなのにいつまでもいまのおくさんとりこんしないなんて、こうたいしはばかだなあとおもいました。
どんなびょうきなのかおとうさんにきいたら、あたまがおかしくなったんだとおしえてくれました。こうぞくの人たちは、いろんなところにあそびにいったり、えらい人たちとごちそうをたべたりするのがしごとだときいたことがあります。すごくたのしそうなのにどうしてあたまがおかしくなるのかよくわかりません。もしかしたら、あんまりたのしすぎておかしくなっちゃったのかもしれません。
おとうさんとおかあさんにそういったら、おかあさんは、
「こうたいしのおくさんのあたまがおかしくなったのは、あの人にふさわしいしごとをさせてあげなかったせいだ。」
といいました。
おとうさんは、
「そうなるのはさいしょからわかりきっていたことだ。それなのにけっこんしたんだから、いまさらきちがいになるのはあまったれているしょうこだ。あのおんなはどうしようもないできそこないだ。」
といいました。それから、
「こうたいしも、もともとじぶんのかんがえがあまいからこうなったのにひとのせいにしている。ごくつぶしのくせになにをのぼせあがっているんだ。」
とわるくちをいいました。
おかあさんは、
「こうぞくでもじぶんにふさわしいしごとをするけんりがあるはずだ。」
といいました。そうしたらおとうさんは、
「こうぞくにそんなけんりがあるものか。あいつらはけんりなんてものとはほどとおいやつらだ。」
といいました。
「けんりってなに」ときこうとおもったけど、おとうさんもおかあさんもきいてくれそうにありませんでした。
おかあさんは、
「あなたはおんなをおとこのせわをさせてこどもをうませるだけのどうぐだとおもっているの。」
と、おとうさんにつめよりました。
「こうぞくというのはそういうかんがえかたをみとめるためにあるものだ。けんりなんてことをいいだすぐらいなら、こうぞくなんてなくすことをまっさきにかんがえろ。」
「このひこくみん。きょうさんとう。」
「だまれ、うよくのきょうしんしゃめ。」
おとうさんはおこっておかあさんをなぐりとばしました。おかあさんがたおれたところにおとうさんはうまのりになって、もっとなぐりつづけました。たくさんなぐったので、おかあさんはぐったりしてうごかなくなりました。そのあとおとうさんはどこかにでかけていきました。
しばらくしておかあさんがおきあがったので、こっぷでみずをのませてあげました。
ぼくはおかあさんに
「どうしてりこんしないの。」
とききました。おかあさんは、
「おとなのことはむずかしいからこどもにはわからないのよ。」
そういってぼくをだきしめ、ながいあいだなきつづけました。
でも、やすんでばかりでやくにたたないおくさんとりこんしないのは、すごくそんだとおもいます。はやくりこんして、もっとあそびにいったり、ごちそうをたべるのがすきなおくさんをみつければいいとおもいます。それなのにいつまでもいまのおくさんとりこんしないなんて、こうたいしはばかだなあとおもいました。