戦後民主主義の悪しき成果なのか、核家族化の進行にともなう家族コミュニティーの崩壊が一因なのか、人間関係の稀薄化が拍車をかけているのか、マンガ・アニメのキャラクター名に影響されたのか、ヤンキー精神の浸透の結果か判りませんが、親がこどもにとんでもない名前を付けてしまう事例が増えているような気がします。「羽姫芽(わきが)」とか「亜菜瑠(あなる)」とか「永久恋愛(えくれあ)」とかね(こちらのサイトを参照しました)。
まあ、20歳そこそこの(とは限らないけど)若くて物を知らない男女が、出産という一大イベントのために頭のネジが外れてしまい思いもよらぬ方向に暴走してしまうのは、こどものその後の人生を考えたらシャレにならないとはいえ、理解できないこともない。しかし、たまたま見かけたものだけど、食べ物屋の名前にこれはいかがなものかと思いますね。
[食人]
この字面を見て連想するのは、「食人族」とか「食人大統領アミン」とかしか有り得ないではないか。チュニジア料理店が[ハンニバル]と名乗るのとはわけが違う。そもそも何料理屋だ。フィジーか。ニューギニアか。ウガンダか。アンデスか。フランスか。中華だったら「喫人」と書くはずだが、と思いきや、「ベーカリー&スウィーツカフェ」ときたもんだ。
メニューを見たら「食人MIXサンドウィッチ 300円」とか「シェフの気まぐれ!食人イートインランチセット」とか書いてやんの。何ですか、この香港ホラーもびっくりの猟奇な品揃えは。もはや「『小腹』セット」なんてのも、「小腹が空いた」とは別の意味を妄想してしまいそうだ。
「ショクニン」と読ませたりするところから察するに、この店名は「職人」と掛けたつもりらしい。たいしてうまくもないし、この造語を考えついた次の瞬間に、国語辞典に普通に載っている意味の方にどうして思い至らなかったのか。どうしようもない無知なのか、まったくの無神経なのか。しかも、店名を付けるとなればいい年した大人が何人も関わるはずなのに、誰一人として異議を唱える人はいなかったのだろうか。不思議でならない。
まあ、20歳そこそこの(とは限らないけど)若くて物を知らない男女が、出産という一大イベントのために頭のネジが外れてしまい思いもよらぬ方向に暴走してしまうのは、こどものその後の人生を考えたらシャレにならないとはいえ、理解できないこともない。しかし、たまたま見かけたものだけど、食べ物屋の名前にこれはいかがなものかと思いますね。
[食人]
この字面を見て連想するのは、「食人族」とか「食人大統領アミン」とかしか有り得ないではないか。チュニジア料理店が[ハンニバル]と名乗るのとはわけが違う。そもそも何料理屋だ。フィジーか。ニューギニアか。ウガンダか。アンデスか。フランスか。中華だったら「喫人」と書くはずだが、と思いきや、「ベーカリー&スウィーツカフェ」ときたもんだ。
メニューを見たら「食人MIXサンドウィッチ 300円」とか「シェフの気まぐれ!食人イートインランチセット」とか書いてやんの。何ですか、この香港ホラーもびっくりの猟奇な品揃えは。もはや「『小腹』セット」なんてのも、「小腹が空いた」とは別の意味を妄想してしまいそうだ。
「ショクニン」と読ませたりするところから察するに、この店名は「職人」と掛けたつもりらしい。たいしてうまくもないし、この造語を考えついた次の瞬間に、国語辞典に普通に載っている意味の方にどうして思い至らなかったのか。どうしようもない無知なのか、まったくの無神経なのか。しかも、店名を付けるとなればいい年した大人が何人も関わるはずなのに、誰一人として異議を唱える人はいなかったのだろうか。不思議でならない。