仮名日記

ネタと雑感

2月25日(水)のつぶやき

2015年02月26日 | Twitter

映画『アメリカン・スナイパー』を観た。結末で放り出されて呆然とする感じもいいが、戦地と本国とが交互に描かれるため、家族や隣人、もしかしたら自分が戦争に行き、傷ついて帰ってくる、あるいは帰ってこない日常の怖さを覚えた。 wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/


2013年に観た映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』。3Dにこういう使い方があるか、と目から鱗が落ちた。記憶を失ったディジュリドゥ奏者が演奏シーンで映像が遠近2層に分かれ、手前に現在の演奏、奥に過去の彼の姿が映し出される。 flashbackmemories.jp


映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』 背後に映る過去が、本人の意識から失われてしまっていても彼の肉体の中には生きていて、現在の演奏を支えているということが、2層の映像で表現されている。自在な演奏と相まって、震えるほど感動した。



2月22日(日)のつぶやき

2015年02月23日 | Twitter

みんな、いいかい同性婚は少子k…………っていいかけられたらこの画像を叩きつけるんだぞ pic.twitter.com/glYWjWPUt6

小林竹生さんがリツイート | RT

と言いますか、そもそも同性婚を認めようが認めまいが、出生率には何の影響もないと思うけどね。「同性婚が認められないから、異性と結婚してこども作っちゃうぞー」とか思うわけないでしょう。 >RT



2月19日(木)のつぶやき

2015年02月20日 | Twitter

「アパルトヘイトを支持するかどうか」などという議論は言葉遊びでしかない。多数派の側から、少数派である移民とは住むところを分けるように提言することは、居住・移転の自由を制限するということであり、差別であると同時に人権侵害そのものなのですよ。


道徳の教科書に「誠実」と記されている老婆のインタビュー。 / “荻上チキによる曽野綾子氏へのインタービュー書き起こし - さかなの目” htn.to/om4D3P

小林竹生さんがリツイート | RT

なぜ、これほどに自分の誤りを認めることができないのかが気になる。おそらく、彼女自身本当はアパルトヘイトを容認・肯定しているにもかかわらず、現代の常識ではアパルトヘイトが悪とされているが故に、本心を否定せざるを得ないことによって、自身の中で葛藤が生じているからだろう。 >RT


日本国内限定のことならば、鳥肌実的な芸風を貫けたんだろうけれど、アパルトヘイトという外国からも注目される事柄に不用意に手を出してしまい、思いもよらぬ反響に直面して、どう対処していいか判らなくなっているのではないのかな。



2月15日(日)のつぶやき

2015年02月16日 | Twitter

映画『百円の恋』を観た。「負け犬がどん底で立ち上がる」というよくある話だが、主人公の挑戦の対象がボクシングで、30過ぎという年齢の問題があり、生産性が乏しいのが特色。作中で「自己満足は止めてくれ」とさえ言われる。 100yen-koi.jp


映画『百円の恋』 それでも主人公がボクシングに挑む姿に説得力があるのは、彼女の人生があまりにもままならず、他に打ち込むべきものがなくなっているとともに、彼女の周囲の人々も多かれ少なかれ同様であるからだ。彼女は無自覚のうちに、他の人々の思いを背負って戦うことになる。



2月10日(火)のつぶやき

2015年02月11日 | Twitter

映画『ビッグ・アイズ』 作品とは、自身の表現意欲に基づいて創作されるべきものだ、という主張は揺るぎない。メジャーなフィールドで活動しつつ、作家性の強い映画を作り続けてきたティム・バートンらしいと思う。



2月9日(月)のつぶやき

2015年02月10日 | Twitter

映画『ビッグ・アイズ』を観た。ゴースト画家の物語で、どうしても佐村河内の守騒動を連想せずにはいられない。偽作者が自己顕示欲の強い「なりたがり」で、売り込みは上手くても創作の才能は乏しいということだけでなく。 bigeyes.gaga.ne.jp


映画『ビッグ・アイズ』 この作品は、あの騒動と同じく、作品の評価の不確かさという問題に触れているからだ。「ビッグ・アイズ」の絵は、頭の硬い批評家や画商には嫌悪されるが、大衆には受け容れられる。しかし、その大衆は絵を買わず、チラシのような複製物で満足してしまう。


映画『ビッグ・アイズ』 大衆の多くは、偽作者の巧みな宣伝(情緒的な嘘物語付き)・流行に乗せられているだけに見え、その支持が作品の価値を決定づけるものとは言い難い。結局、作中で「ビッグ・アイズ」の美術作品としての価値は明確にされずに終わる。


映画『ビッグ・アイズ』 狂言回し役は、モディリアニすら知らないゴシップ専門の新聞記者で、この点について総括することができない(おまけに途中で狂言回し役を降ろされる。)。しかし、話題づくりだけを目的として、作者も疑問を持ちながら作った作品は、はっきり価値なきものとして否定される。