今年は、各界において赫々たる業績を成した人々が、次々と世を去っていった印象があります。本当にそうだったのか、他の年と比較してどうか、統計的に検証してもらいたいものだけれど。ともあれ、年末も押し迫ったところで、音楽界における極めつけの巨人の逝去が報じられました。本当は11月に亡くなった実相寺昭雄監督の遺作となった『シルバー假面』の初日の様子について書くつもりでしたが、もはや後回しにせざるを得ない。
その人とは、
「ミスター・ダイナマイト!」
「ソウルブラザー・ナンバー1!」
「ショービジネス界1の働き者!」
「ソウルのゴッドファーザー!」
「ファンキー・プレジデント!」
「オリジナル・ディスコマン!」(苦笑)
その名もジェェェェェェムズ・ブラァァァウン!!俺にとって彼に比肩する存在は、存命中のミュージシャンのうちではロバート・フリップとジョージ・クリントンぐらいしかいない。フランク・ザッパは既にこの世の人ではないし。
大衆音楽において彼が唯一無二・問答無用の存在であることは言を俟ちませんが、その最大の業績は「ファンク」という音楽スタイルを確立したことでしょう。ゴスペル・ジャズ・ブルース・R&B・ソウル・(黒人音楽としての)ロック等々の中に存在した様々な要素を、高水準で統合・結実させたパフォーマンスにより、超弩級の説得力で「これがファンクだ」と人々に提示しました。その才能のみならず、人格・肉体を含む彼の全存在がこの音楽を規定したと言ってもいい。
60年代後半からのアメリカにおけるブラック・パワーの高まり・うねりを背景として、彼と、その後に続くスライ・ストーンやジョージ・クリントンらはファンクをさらに革新していき、広大かつ深遠かつ豊潤な成果が生み出されました。その影響は全世界、また現在の音楽まで及んでいます。例えば、レッド・ホット・チリ・ペッパーズもヒップ・ホップも、ファンク無しには生まれていなかった。
彼はこの世を去りましたが、その音楽はこれからも継承されていく。後裔であるミュージシャン本人が意識していなくとも。偉大なミュージシャンは不死の存在だということを、JBは証明しているようです。
余談。故人を悼むべく上掲のアルバム『Revolution Of The Mind』(邦題「ソウルの革命」)を聴きつつ、内ジャケット写真を見ていたら、ダウンタウンの浜田雅功にそっくりだといまさらながらに気付いた。そういえばキャラクターも通じるものがあるかも知れない。JBはバンドを専制君主ばりに仕切ったと言われている。メガホンとかハリセンとか持たせたら、きっとよく似合っただろう。
その人とは、
「ミスター・ダイナマイト!」
「ソウルブラザー・ナンバー1!」
「ショービジネス界1の働き者!」
「ソウルのゴッドファーザー!」
「ファンキー・プレジデント!」
「オリジナル・ディスコマン!」(苦笑)
その名もジェェェェェェムズ・ブラァァァウン!!俺にとって彼に比肩する存在は、存命中のミュージシャンのうちではロバート・フリップとジョージ・クリントンぐらいしかいない。フランク・ザッパは既にこの世の人ではないし。
大衆音楽において彼が唯一無二・問答無用の存在であることは言を俟ちませんが、その最大の業績は「ファンク」という音楽スタイルを確立したことでしょう。ゴスペル・ジャズ・ブルース・R&B・ソウル・(黒人音楽としての)ロック等々の中に存在した様々な要素を、高水準で統合・結実させたパフォーマンスにより、超弩級の説得力で「これがファンクだ」と人々に提示しました。その才能のみならず、人格・肉体を含む彼の全存在がこの音楽を規定したと言ってもいい。
60年代後半からのアメリカにおけるブラック・パワーの高まり・うねりを背景として、彼と、その後に続くスライ・ストーンやジョージ・クリントンらはファンクをさらに革新していき、広大かつ深遠かつ豊潤な成果が生み出されました。その影響は全世界、また現在の音楽まで及んでいます。例えば、レッド・ホット・チリ・ペッパーズもヒップ・ホップも、ファンク無しには生まれていなかった。
彼はこの世を去りましたが、その音楽はこれからも継承されていく。後裔であるミュージシャン本人が意識していなくとも。偉大なミュージシャンは不死の存在だということを、JBは証明しているようです。
余談。故人を悼むべく上掲のアルバム『Revolution Of The Mind』(邦題「ソウルの革命」)を聴きつつ、内ジャケット写真を見ていたら、ダウンタウンの浜田雅功にそっくりだといまさらながらに気付いた。そういえばキャラクターも通じるものがあるかも知れない。JBはバンドを専制君主ばりに仕切ったと言われている。メガホンとかハリセンとか持たせたら、きっとよく似合っただろう。