仮名日記

ネタと雑感

3月30日(月)のつぶやき

2015年03月31日 | Twitter

映画『TATSUMI』を観た。漫画家辰巳ヨシヒロ本人による手塚治虫の葬儀の回想から始まり、その後も要所で手塚の名が現れることから、メジャーの巨人=手塚とマイナーの巨人=辰巳との対比という構図が底流に感じられる。 tatsumi-movie.jp


映画『TATSUMI』意図的なものかは判らないが、終盤近くで、自身の作品中のキャラクターと並んで町中を歩く作者の後ろ姿という、手塚の『がちゃぼい一代記』とよく似た場面が描かれる。手塚が大勢に囲まれていたのに対して、辰巳の傍らには猿一匹。


映画『TATSUMI』日本では知られていない辰巳の不遇の表れであるかのように思えたその姿が、今も現役でマンガを描き続けている本人の実写へと移行していく。その孤高さが発する凄みに胸を衝かれた。



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