仮名日記

ネタと雑感

5月3日(月)のつぶやき

2010年05月04日 | Twitter
00:06 from web
『第9地区』 主人公は、現場責任者とはいえ、エビ宇宙人虐待の元凶ではない。だから、彼がエビになって報いを受けました、では物語が終わらない。しばらくは、ごくありふれた小人物が災難にあって右往左往する悲喜劇が続く。
00:14 from web
『第9地区』 主人公の受難は、彼が知らないうちに加担していた悪事が明らかになる過程でもあるが、それを知っても彼は、正義感に目覚めてエビ宇宙人の解放を決意するというような英雄的な行動を選ばない。映画中盤以降の彼の目的は、エビの呪いを祓って妻の元に戻るという、あくまでも個人的な事柄。
00:30 from web (Re: @murakaminaoki
@murakaminaoki デストリオの「光る機材」ですが、レーザーを客席に向けるのは大丈夫かな、とちょっと心配になりました。網膜に当たると危険なんじゃないかと。
00:38 from web
『第9地区』 小人物らしく、つまり普通の人間らしく、主人公は利己的で、エビ宇宙人の父子と協力して例の「謎の液体」を奪還しようとするが、自分のために彼らを利用しているに過ぎない。
00:53 from web
『第9地区』 結婚してはいるが、主人公にはこどもがおらず、そのためか親子の情愛に対する共感が彼には欠けている。エビ宇宙人の卵を焼き捨てさせ、「中絶してやった」と彼は嘯くが、ここで観客は、彼のしていることの非道さに気付くのではないか。
01:01 from web
『第9地区』 エビ父さんを自分の思うように動かそうと説得する際に、主人公は「こどものことを考えろ」と何度も口にする。父が子を思う気持ちを利用する卑劣さにも気付かないままに。
01:32 from web
『第9地区』 その利己的な主人公が、エビの呪いに追い詰められ、危機的な状況から逃げ出した挙げ句、自己の弱さを乗り越え、エビ父さんを救おうと決意する。その時にもまた、「こどものことを考えろ」と、同じことを言うのだが、ここで初めて相手のことを思いやってそれを口にする。
01:41 from web
『第9地区』 主人公が、エビ父さんのエビこどもへの気持ちを解するようになったからこそ、二人の生還が、過酷な運命と引き替えに主人公が成し遂げた業として、価値あるものとなる。
01:56 from web
『第9地区』 戯画的なほどサディスティックな軍人が主人公を追い詰めるが、結局エビ宇宙人の復讐に遭う。その前に主人公がエビぢからを使って一矢報いたりしていたら、主人公とエビ宇宙人との共闘がさらに明確になり、なおカタルシスがあったかも。
02:07 from web
『第9地区』 主人公に協力するエビ父さんは、科学者かエンジニアであるらしく、知的で思慮深い紳士なんだけれど、他のエビ宇宙人たちはとんでもなく下品で粗野で無教養。両者の差があまりにも激しいので、途中で出てくる「働きアリ」説に説得力を感じる。
02:13 from web
『第9地区』 「働きアリ」説というのは、地球に来たエビ宇宙人の生き残りたちは働きアリのようなもので、知的階級が別にいたけれど、地球に辿り着く前に死んでしまったのではないか、という推論。
02:29 from web
『第9地区』 「働きアリ」説が正しいとすれば、エビ宇宙人の社会は露骨な階級制ということになり、映画の持つ人種差別のメタファーの説得力が薄れてしまう。だから、エビ父さん以外の連中とも主人公が協力しあえることを示唆してもよかったんじゃないかと。
03:04 from web
『第9地区』 原語ではエビ宇宙人は「prone」(辞書によれば「うつむきの、うつぶせの」)と呼ばれているが、ネイティブはこの語で「エビ」をイメージするのだろうか。
08:53 from web (Re: @DeAthAnovA
@DeAthAnovA 早速ご回答いただきありがとうございました。安全性にも配慮されているということでひとまず安心しました。
by kamei_diary on Twitter

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