KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2010年盆休み熊野川カヌーツーリング

2010年08月16日 16時53分05秒 | OUTDOOR
 盆休みは恒例となった熊野川カヌーツーリングで心身をリフレッシュし癒される為に我が聖地を訪れた。
今回は熊野川で知り合いとなり今では一緒にカヌーをしているブリュッケのマスターとロイヤルさんの合わせて3人と少人数で下ることになった。
 瀞の郷には9時前に着いてカヌーを組んでいる最中に鮎師の人と話をしていた。挨拶程度の会話だったが鮎師に「どこまで下るの?」
と聞かれ「2泊して九重の小学校前まで。」と答えると「宮井の下?」というので「宮井の少し上流です。」と答えた。
そりゃ2泊もすりゃ河口まで行けるのだが・・・
そんな話をしているとマスター達が到着したので組み立てに集中することになった。


 今年の川は水量が多くて冷たい!、鮎師の人が言うには昨日からダムの放流があり二日ほどで落ち着くと言うことで、
泳ぐには勇気のいる水温だったので夏も終わりやなぁ。と感じる時だった。
水量が多いときは瀬も鮎師もジェット船も案外と楽にかわす事が出来る。ただ、ジェットスキーは行動が読めない分アクションをとり難い。
こっちに向かって真っ直ぐ来たり蛇行運転したり子供に運転させたりと人の迷惑を省みないモラルの欠落した行動には閉口する。
と思っていたら翌日にある出来事があって考えを改めた。
モラルのあるジェットスキー乗りは中流域の川では遊ばないだろう、
となるとカヌーしている私たちは会わないので気がつかない。という結論に達した。
ジェットスキーに乗る人にもモラルのある人は要のだろうし、カヌーしている人にもモラルの無い人は要るだろう。
だらからといって川でジェットスキーをして遊ぶ人を許す寛容な心はないが・・・


 流れが速いのでキャンプ地の浜には早々に着く。陣地の確保と宴会の準備をしながら泳いだり昼寝したりとのんびりと過ごす。
キャンプをしていて幸せを感じれるのは数少ないがこの浜では確実に幸せな気分を味わえる。
わざわざ大阪を4時半に出てきて、カヌーも僅かしか漕がないが、車が入って来れない浜を通過することは出来ない。
世の中開発開発と便利になってきているが失ってゆくものもある。そしてここは開発の魔の手から逃れている。
ずーーーーっと、このままであるように願う。


 夕暮れから始まった宴会は移動の疲れもあり、はやくも撃沈するロイヤルさん、でもこれも幸せ。
雄大な熊野に抱かれて眠る。泳ぐ。食べる。飲む。時間の束縛とは無縁だ。
 今日はペルセウス座流星群が見れるというので空を見上げる。
切れ間から覗く星空だったが幾つかは見ることが出来たが深夜に向かうにつれ雲に覆われてしまった。
私も疲れからそうそうに眠りにつく。でも深夜に空から雨が落ちてきた。
とりあえず濡れたら困る物をタープ下に放りこむ。すると「あれ?椅子で寝てたわ。」とマスターが目覚める。
雨がなければそのままだったのかなぁ。


 早朝は湿度が高いので朝もやが発生して、なかなか消えないでいた。
不快指数の高い朝だったが爽やかな風が出てきたおかげで気分上々。
二日目は移動せずこのプライベートビーチで一日ダラダラと過ごす、この幸せが解る人は少ないと思うが幸せなんだなこれが!
でも二日目となると多少は生活感を感じるキャンプになったと思う。
食べて飲んで寝て泳いでと各々が過ごしたいようにして熊野の夏を満喫した。


 昼を少しまわった頃にマスターとロイヤルさんが二人艇で遊んでいると上流からアリーが漂流してきた。
真ん中でボキッと折れ水中に没しながら本流を流されてくる。
マスターに伝え回収しようと試みるも半身が没しているので手立ても無くそのまま下流へと流されていった。
持ち主は無事なのかと不安もあるが中に荷物が無いので脱をしているだろうと思う。
上陸してきた二人とアリーの話をしていたらマスターが「今日は朝から1艇もカヌーが来ないと思っていたら来たのが壊れたアリーや。」
と言った。確かに誰も前を通過してないぞ。今日と言うか昨日昼に浜に上がってからじゃないの?
キャンプ道具を積んでのカヌーツーリングも最近少ないと嘆いていた私たちは更にカヌーイストの衰退かこれは?と危機感を感じた。
カヌーを始めるには敷居が高いとは思うが色んな人に体験して欲しいと思う。その人の人生に絶対に影響を与えることだろう。


 ジェット船の便も少なくなってきた頃に一組のグループがやっと来た。ロイヤルさんもメガトン級に手を振る。
しかし、私たちの直ぐ上流で陸に上がり休憩なのか?と思っていたらどうやらキャンプするみたいだ。
夕暮れ前3人組のカヌーが下って来て軽く挨拶をして下りていった。
ここからカヌーイストのモラルについて延々と語りながら宴会に突入。
夕闇に包まれるころ、下流の川面からの異変を感じ何気に見ていると何やら、
こっちに向かって真っ直ぐ来る影がある・・・
川面のざわめきから河童か、それともお盆だからか、それともアリーの・・・?
2人は構わず話しているので見えていないのか?いや後方だから視界に入っていないのだろうと思う。つーか思いたい。
最初は点だった影は近づくにつれ人影と解ったが生死が問題だ。ヘッドライトも点けずに来るからあっちか?
で突然の「こんばんわ。」の一言にマスターとロイヤルさんはビックリ!私はこっちの人かと安心。
 この浜の下流でキャンプをしていて酒を積み忘れたので少し分けて欲しいと言って来た人が某アウトドアメーカーMに勤めるM君。
20台前半の上半身裸の好青年に裏声となるロイヤルさん、御嬢ぶりを発揮。質問攻めだ。
マスターはあまりに突然で対応が遅れたがBARを経営している強みで直ぐに色々と話をしていた。
向こうで2人が酒?を待ち望んでいるのに離さないロイヤルさん。ずいぶんと話し込んで焼酎とワインを持って闇の中へと消えた。
同じ浜でキャンプしているとはいえ酒が無いから少し分けて貰いに来るなんて凄いよなぁ。
この出来事の後は更に先方との比較で話に拍車がかかる。
 焚き火を囲んで離しているとロイヤルさんが言動と行動が一致しなくなってきた。
そうとう酔ってるんやろ。マスターと私に「ラーメン食べたい」と連呼し「本当に食べるんか?」とマスターの質問に「食べるよ!」と返答。
最悪マスターと私で食べたらいいやろとラーメンを作ったら・・・やはり寝てるロイヤルさん・・・
揺さぶり起こし食べさすマスター、「いつも居酒屋のシメにラーメン食ってるんやろ。」とマスターは酔っ払いの行動を把握している。
お腹を満たした私は睡魔に襲われてダウン。寝袋に包まれながら聞こえて来るロイヤルさんの話は同じ話の堂々巡り・・・泥酔や。
夜中にまた少し雨が降って来た。これで都合4回目となる乾し物の取入れはもはや堂にいったものだ。


 三日目は今日は暑いぞ!と言わんばかりの日差しが射してきた。
これが熊野の夏やんか、最初の二日はもう夏も終わったんかと思っていたので嬉しい。
いつもよりダラダラと撤収し竹筒の集落を過ぎた岩場の影で休んでいるM君たち。
最初に気がついたのはもちろん・・・
少し話をして支流の流れ込みで長い休憩をして九重集落前のゴール地点に無事に到着。
今年の夏のカヌーは初めて連泊に参加し熊野の夏を満喫することができたなぁ。
中日の一日もあっちゅう間あったなぁ。楽しんだ証拠やろう十分癒されたよ。


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6 コメント

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記憶にございません… (ろいやる)
2010-08-16 21:56:55
かまやん

熊野連泊お疲れさまでした~!
ほんまに楽しかったですね。

夜中のカッパさん登場の時、かまやんほんまに怖かったんやぁ。。。
日記読んで初めてわかりました。

それから…信じられないかもしれませんが、〆のラーメンは卒業しました…もう3年位は食べてません

かまやんのいっぱいの心遣いに心より感謝です!ありがとうね~。
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河童 (kamach)
2010-08-16 22:45:19
お疲れ様でした。
とても楽しい三日間でした。
考えれば、川原を人が歩けば川面や森でザワザワするのは判るのですがあの川原で人がいるとは思わず・・・人間でよかったです。

泥酔したロイヤルさんは○○○でしたよ。
また、日が合えばカヌーに行きましょう。

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あゝ (こし)
2010-08-17 15:14:23
本当に面白そうですね。
行きたかったよ、しかし電子工作三昧。
今日から死ぬほどアウトドア現場行ってきます。
次会う時は、真っ黒だと思います。
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来月はカヌーに (kamach)
2010-08-17 18:15:19
まだまだ、暑い日が続きますので熱中症には注意してください。
そして来月こそはカヌーに行きましょう。

私はやや黒になりました。
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遅くなりました (ブリュッケマスター)
2010-08-19 20:51:37
お疲れ様でした。
今回もコンパクトなツアーでも色々有りましたね。
楽しかったです。ありがとうございました。
ほんといつまでもここで遊べる事を願わずにはおれません。
そうそう、さっそくの写真ありがとう。
僕のブログに勝手に使わしてもらいました。
ツアーの中身も丸投げです。ゴメン。
暑さで文章が出てきませんでした。
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こちらこそ (kamach)
2010-08-20 17:57:33
お疲れ様でした。
二日目の普通の鍋で炊いた炊き込みご飯美味しかったです。
厚みの薄い鍋でよく炊けていました。さすが料理人!感服しました。
もはや飯盒も要りませんね。
連泊はやはり楽しかったです。
また連泊しましょう。

M氏来店の時はご連絡を行ければ向かいます。
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