今年の盆休みは北アルプス満喫山行を行う。
7日に有休を入れ北アルプスに7日間入っている予定だ。
前日6日の夕方から立山へ向け車を飛ばし午前2時に立山の駐車場に着く。
仮眠した後、今度は発券所の順番待ちで並ぶ、その甲斐もあり6:40発のケーブルに乗ることが出来た。
室堂には7:50に着き、8時から歩き始める。
室堂は快晴で穏やかな天候で良かった。
先ずは立山に登る為に一ノ越を目指し歩き始める。
が、やはり寝不足で足取りが重い・・・
普段登山しないような若者にも抜かれる始末だ・・・
しかも途中から小学生達の群れの中へ・・・
一ノ越までに抜かないと抜き難くくなるぞ、と気合いでごぼう抜き。
一ノ越山荘まで来ると、またしても小学生・・・
これは休憩無しで登るしかないぞ・・・
踏ん張るぞ!と登り始めた小学生の群れをまたしてもごぼう抜き。
立山は登り易いので、こういう現象になると聞いていたが、
まさか朝からとは・・・
一ノ越からは傾斜もきつくガレも激しいので落石に注意しながら登る。
途中何度かルートを見失うも面倒なので直登する私・・・
いかんなぁとは思うが登れちゃうから・・・
標準歩行時間2時間弱を休まず登った結果70分で山頂に着いた。
山頂には神社と社務所があり、社務所にて「登山安全守」の御札を戴いた。
ところで立山(雄山)の山頂には拝観料500円也の看板があり、惜しいが諦めた。
立山(雄山)からは東に黒部湖、北に剱岳、西に浄土山が望める。
まぁ、剱岳は少し小さいけどね。
おーあれが剱岳かぁ、明日には登るんやなぁ。
明日も天気が良かったらの話やけどね。
しかし、暑いなぁ・・・
3000m近くなのに暑いわぁ。
3000m弱の峰ながら室堂が2420mなので気軽に登れる山やなぁ。
山頂に未練を残しつつも歩を進める。
さぁ、ここから縦走だ。
先ずは目と鼻の先の大汝山へ向かう。
立山連峰の最高峰である大汝山は岩ばかりの頂上だ。
登山者も少ないが、ここは外せないだろう。
剱岳を見ると雲が掛り始めていたので夕立が心配やなぁ。
立山連峰最高峰の展望を堪能した後は真砂岳へ向かう。
そして事件が起こる・・・
内蔵助カールの雪渓で滑落停止等の練習をしている人達がいた。
この人達のおかげで私達登山者は安心して登山が出来るというものだが
出来るだけお世話にはなりたくないよね。
10:14分に真砂岳に到着。
ガレているが広い穏やかな山頂で、昼飯タイムをすることにした。
ザックを降ろしおにぎりを頬張る。
2個目のおにぎりを食べていると後ろが、ざわついていたので振り返ると・・・
熊だ!
しかも私に向かって一直線・・・めちゃくちゃ目が合った!
ただ、私に有利だったのは熊との距離20m程の間に男性2人が居た事だった。
同じ条件で襲われるなら彼らだろう。
2個めのおにぎりを口に容れレジャーシートとザックを持ち逃げる。
持ち逃げした事により熊の目標が私のザックから他に移ったみたいで
熊は方向転換し反対側の登山者へと向かった。
向こう側からは阿鼻叫喚が聞こえる・・・
申し訳ないが私は胸を撫で下ろしたよ。
襲われそうになった男性二人と、話しながら別山へと向かい、
登山者とすれ違う度に、熊が出たよと注意勧告していった。
それでも向かうしかない登山者って辛いよねぇ。
別山は迂回も出来たのだが時間にも余裕があり登った。
登ると剱岳がドーンと目の前に現れた。
ここまで近づくと、「とうとう来たなぁ」って感じが湧いてくる。
気分も高揚してくるのが判る。
12:28に宿泊する剣山荘に着いた。
手続きする時に「剱岳に登るのは何時ですか?」って聞かれた。
???明日ですやんって思って。「明日です。」と答えたが
ビールを飲んで地図を見てみると12時半からでも剱岳に登れた事に気が付いた。
で、今日登るか明日登るかを聞いて来たんか・・・なるほど。
あっでも・・・もうビール飲んだし・・・ね。
山小屋で宿泊する事はあっても食事は自炊だったが今回は食事も頼んだ。
山小屋で情報を集めた結果、カニのタテバイで渋滞すると平気で2時間は遅れるとの事・・・
剣山荘からの往復は標準歩行時間で4時間半だが10時間も掛ったという話も・・・
ヨシ!明日は3時前に起きて3時過ぎに出発するぞ!
夕食を済ませ山小屋前で夕焼けを楽しみ、
明日の登頂が無事成功する事を願いながら眠りについた。
※DATA 室堂8:00-8:40一ノ越-9:10立山(雄山)9:20-9:34大汝山-10:14
真砂岳10:20-11:00別山-11:30別山乗越11:35-12:28剣山荘
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