この万華鏡に出会ったのは1999年のこと。現代の作家さんが創る作品に驚いていたばかりの頃の私が、どうしても欲しいと思って、清水の舞台から飛び降りるような気持で購入した作品です。誰の作品だかわかりますか?その時の限定版作品でもう作られていないのですが、オブジェクトセルに工夫のある万華鏡です。もうひとつ映像をご覧ください。
この映像でお分かりになる方もいるかもしれませんね。
今でも思い出します。「一生の宝物にするから・・・」と自分を納得させて購入したことを。
あれから10年以上経って、万華鏡の数も増えましたが、やはり最初の出会いの作品には多少古びても深い思い入れがあります。
この作品の特徴はオブジェクトセルが3つに分割されていることです。それでオブジェクトの混ざり合いがある程度抑えられているという効果があります。
こんな具合です。
区切っている二つの輪は大きなセルの中をほかのオブジェクトと一緒に動き回ります。そして、一番広い空間にこの作家さんのトレードマークの黒いオブジェクトが入っています・・・
もうお分かりでしょう。チャールズ・カラディモスさんの万華鏡です。そして今でも、私にとって、とても気になる大きな作家さんであり続けています。
これまで出来てしまうと、もうこれ以上作る必要が無い様な、作家殺しの一つですね。
嫌になる。