万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

チェスニック工房の万華鏡

2006-06-26 21:27:14 | 万華鏡ブログ
チェスニック・スコープス工房といえば、ホィールタイプの万華鏡の第一人者です。カレイドスコープルネッサンスの初期の頃から、真鍮やクロームを素材とし、木製のスタンドや台に載った、2枚のホィールをオブジェクトとする万華鏡をずっと創り続けてきた作家さんです。ところで海外の作家さんを紹介する際にいつも名前の呼び方について考えるのですが、ジャニス&レイ・チェスニックといつもジャニスさんの名前が最初に来るのには理由があります。幼い頃から色の組み合わせに興味を持ち、万華鏡が好きな少女だったジャニスさんは、大学でもアートやクラフトに関するコースを学びました。妻として、母としての生活の中で趣味として続けていたさまざまなクラフトの中から、ステンドガラスの知識を活かして万華鏡を創ってみたのです。さまざまな色合い、パターンを生み出し、しかもそれを変化させることができる面白さにすっかり魅了され、その美を追求するようになりました。一方で趣味の万華鏡製作に留まらず、あくまでも家庭を基盤としたビジネスとする努力もして、家族を巻き込んでの万華鏡製作が始まりました。ですから、この工房の顔はジャニスさんなのです。おそらく世界中で一番たくさんホィールスコープを作り、売ってきたと思います。彼らの成功は多くの万華鏡作家の励みになったに違いありません。自分の環境の中から創作と言う生きがいを見つけ仕事とする…そんな女性の生き方としても素敵だと思いませんか。
さて彼らのホィールスコープが魅力的な理由のひとつはダイクロイックガラスを使っているところです。その映像がこの写真です。2枚の重なり合いと光の当たり具合で色合いも模様も変化が大きく、どのあたりをご紹介するか最後まで迷いました。ぜひご自身の目で確かめていただきたい魅力です。
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