万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

京都万華鏡ミュージアム企画展から

2008-09-17 00:00:49 | 万華鏡ブログ
京都万華鏡ミュージアムでは、いつも同じものが展示されているのではなく、年に数回、テーマを持って展示を入れ替え、リピーターの方も新しい万華鏡に出合ったり、新たな発見をしてもらえるよう、切り口を変えて、万華鏡を見せています。
限られた展示スペースながら、じっくりひとつひとつ覗いて見るのにちょうど良いくらいの展示品の数です。
今回の企画展はアメリカの万華鏡コンベンションで受賞した日本人作家の作品を中心に、日本の万華鏡作家の作品が並びます。
この写真では、山見浩司さんの万華鏡が並んだコーナーを写しています。
右奥の「舞妓」さんが受賞作品ですが、ほかにも、金色のガラス片をを丁寧に配置して使った「金閣寺」や、真ん中奥に見える大きな陶器の万華鏡、光沢のあるガラスが美しい造形作品と、その中に広がる宇宙を思わせる映像美など、たくさんの魅力を楽しめます。
京焼の陶芸家、小川文斎さん製作の大きな赤い壺「暁光」は、特別に依頼して製作してもらった“京都の工芸文化”とのコラボレーション作品。本当は真ん中にドンと展示したいのだけど、安全な展示という観点から、控えめに並んで展示されています。外からは万華鏡であるとは思えませんが、ライト、ミラーシステム、電動式で動くオブジェクトが内部に組み込まれ、中を覗くと、山見さんならではの宇宙に浮かぶ美しい星が見えます。
多くの万華鏡ファンの方に、また、作家もののアート万華鏡を見たことのない人にもぜひ訪れていただきたミュージアムです。
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