万華鏡展のご案内をいただくことが多いのですが、こんな風にはがきファイルに収めています。
何枚あるか数えたことはないですが、厚めのファイルが3冊ぐらいになったでしょうか。
現代のアート万華鏡についてまだ知らない人も多いという意見を良く聞きますが、万華鏡展は結構開かれているんだなあとあらためて感じ入りました。
万華鏡をいかに美しく表現するか、いろいろ工夫を凝らしたはがきの数々は、それだけでもなかなか優れた作品集になりそうです。
私のはがきファイルの一番最初に収められているのが、これです。
1995年9月 「せかいの万華鏡展」 丸善日本橋店にて
日本万華鏡博物館の大熊さんのコレクションも展示されたそうです。
左の2点は、光を透過させるという"アラバスター"という石を使った作品です。 作家は現在は製作をなさっていないB.T.アンスレイさん(アメリカ)。
次のページに収められているのはこれです。
1996年12月 「万華鏡 マジカルファンタジー」 渋谷ロゴスギャラリーにて
当時のブリュースターソサエティーの作家さんの作品が展示販売されました。
今も変わらぬスタイルの人もいれば、スタイルの変わった人、製作をやめてしまった人もいます。
この当時は、アメリカからの輸入万華鏡がほとんどで、日本の人に驚きをもたらし、万華鏡への興味をかきたてたことと思います。
そして今では日本人の作家さんがいろいろなギャラリーや美術館などで万華鏡を出品するようになったこと、アメリカでも発表する機会を得て、高い評価を得るようになったことを考えると、歴史を感じてしまいますね。
(この2枚のはがきは私自身が万華鏡に関わる以前のもので、あるコレクターの方からいただいたものです。当時のエピソードなどとともに日本の万華鏡の黎明期の展示会として大切な資料だと思っています)