みずあめやさんの小さな万華鏡OW-6シリーズは、手のひらの宝物という感じの万華鏡です。
今回は、美しい花や愛らしい動物が描かれているガラスではなく、景色を小さなガラスに切り取った作品です。
左側の作品は「鳥と木」。 藍色の美しいガラスに映える白い木と、その木に戻ってきたような白い鳥。
木の葉はきれいに色づいていて、このガラスの絵に温かみを感じさせます。
それぞれの作品を慈しむように、古い着物地で手作りの巾着袋に入れて、一つの作品として完成します。
いつも万華鏡と巾着袋がどんな組み合わせかしらと箱を開けるのもとても楽しみです。
オイルワンドの中は色とりどりの細かいビーズ。 思いがけず鮮やかな色合いの映像が目に飛び込んできます。
最初の写真、右側の作品は「町」(ピンク)です。 2つの建物のその先には、さらにたくさんのいろいろな建物があることを誰もが知っているし、自分の住む町に重ねて見る人もいるかもしれませんね。
小さな景色から想像する楽しさ・・・そしてここにも鳥が飛んでいます。
どこかに帰って行くのかなあ?
この作品にはこんなモダンな模様の着物地から創られた巾着袋が用意されました。
そしてこちらは、とても淡くてやさしい色のオブジェクトが特徴です。広がる模様もパステルカラーで透明感があります。
小さいのに大きな映像が見える万華鏡です。
みずあめやさんの万華鏡にはその作品を通して、何かストーリーを感じる不思議な魅力があります。そのストーリーは、覗く人、一人一人によって違うものかもしれません。 だとしたら、一つの作品が何倍にもなって広がっていくようで、なんだかわくわくしますね。 創っているご本人たちはどんなストーリーをお持ちなのでしょう。