万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

ガラスのパッチワーク

2011-09-09 10:09:02 | 万華鏡ブログ

スー・リオさんの新作「ホワイト・ダイアモンド White Diamonds」です。 
水滴が一面についているような透明なガラスをボディーに使っています。
飾りのガラスロッドも透明、アクセントのガラスジュエルも銀色に光るガラスです。 そしてオブジェクトは彼女のオリジナリティーあふれるダイクロイックガラス・シリンダー。 すべてを銅色のハンダでまとめた美しい外観の作品です。

特に、様々な質感、表情のダイクロイックガラスをパッチワークのように繋ぎ合わせたシリンダーは、回転し光を受ける角度が変わるたびに、その色を変えます。 
当然ながら、ミラーシステムを通して見る映像も、その迫力と色合いの変化に驚くばかりです。

2つの異なるミラーシステムを組み込んであるので、覗き口は2箇所。 ひとつは2ミラーシステムです。

そしてもうひとつは3ミラーシステム。 視野いっぱいに広がる圧倒的な色の饗宴です。

次にご紹介するのは 「ウィッシェズ Wishes」 こちらは以前にもご紹介したことがあるかと思いますが、49/75とナンバーが付いているように、限定版の49番目の作品。 コンセプトは同じでも使っているガラスの色合いや組み合わせによって変わってくるので、同じものはありません。

ゴールドの輝きのあるイリデッセントガラスをボディーにつかい、ガラスロッドもゴールド。 アクセントのガラスジュエルは、夕焼け空のような輝きを持つダイクロイックガラス。
オブジェクトはやはり美しいダイクロイックガラス・シリンダーです。 

こちらは2ミラーシステムですが、ミラーの筒の第3面にダイクロイックガラスを使っているので、中心映像の周りにオーロラのような輝きが見えます。 映り込むオブジェクトの色を反映して、オーロラのようにゆらゆらと色合いが変わり、幻想的な映像を見せ、とても美しいです。

ガラスの美しさを引き出し、外も中も魅力的な万華鏡を創るスー・リオさん。 ひとつひとつが手作りのガラスのパッチワークは、外から見ていても本当にきれいなアート作品です。 光を通した時、反射した時、それぞれに思いがけない色模様を見せ、別世界を覗いている気分になる万華鏡です。

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