万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

天使の蝶

2010-09-20 22:37:30 | 万華鏡ブログ

「山見浩司となかまたち展」には山見さんの教室で万華鏡製作を学ばれた方が出品なさっていますが、長い間教え続けていらっしゃった山見さんですので、その数も多く、その中にはすでに作家さんとして独自の作品を製作し、活躍なさっていらっしゃる方も多いのです。
中村明功さん・あや子さんは、今回この「天使の蝶」(改)という作品を出品なさいました。一つ一つにあや子さんの手描きの模様のある箱を積み重ねたデザインの万華鏡です。光沢の異なるガラスの組み合わせで本体の大きな筒にしています。先端部に回転するオブジェクトセルが付いています。


中を覗くと、外のガラスとの調和を感じる美しい映像が展開します。オブジェクトを回転させると映り込み方が変わっていく不思議な映像展開なのですが、中村さんの考案なさるユニークなミラーシステムは、いつもその仕組みがなかなかわかりません。
わからないということを楽しみながら見ています。 



今年6月に開かれた、「第一回日本万華鏡作家展」には、同名で異なったデザインの作品を出品なさいました。その時も中を覗いて「???」と思ったことを思い出しました。
それは花が咲いたような赤い万華鏡で、やはり美しい手描きの模様を取り入れた外部のデザインと、中の映像表現に、作家さんの込めた想いを感じる素晴らしい万華鏡でした。

 

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