この作品はスキーター&ピーター・ディマティア夫妻の「ダブルホイールネックレス」という作品です。1991年から作り続けている作品ですが、当時としてはかなり斬新なアイディアの作品だったと思います。
まずミラーを使っていないこと。筒は透明なガラスで、その先端にダイクロイックガラスを組み合わせた2枚のホイールが付いています。このホイールをそれぞれ回転させることで、色をミックスし、明るいブルー、グリーン、マゼンタ、パープルなど虹色の輪が立ち上ってくる映像を見せます。透明なガラスの筒の内側がサークルミラーの役割を果たしているのですね。
全長約7cmという小型の万華鏡になるので、レンズを覗き口に入れて焦点距離をあわせています。
そしてそのホイールとガラスチューブを飾る装飾はんだが、このネックレスの存在感を高めています。