万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

インディアンのテントが万華鏡!?

2006-05-24 16:42:40 | 万華鏡ブログ
アルバカーキはニューメキシコ州、アメリカのサウスウェストと呼ばれる地域にあり、メキシコの文化とネイティブアメリカン(インディアン)の伝統や文化を背景に、独自のアートが育まれ、アメリカ文化のひとつの側面を見せてくれています。今回発表された万華鏡には、この地域の文化や特産品を意識したものがいくつかありましたが、これはネイティブアメリカンのテント型の住まいを模した万華鏡です。作ったのはドイツから初参加のユーリック&モニカ・カール夫妻で、新人の新作発表作品のピープルズ・チョイスアウォードを獲得しました。評価されたのは、外観だけでなく、内部の映像のユニークさでした。革を貼ったテント状の万華鏡は傾けると底が持ち上がるようになっており、大きな覗き口から不思議な映像が見えます。オブジェクトはこの写真で見えているホィールが3枚ですが、立体的な映像は特殊な幾何学の理論に基づくミラーシステムによるものということです。(次回写真でご紹介しようと思います。)オブジェクトにはインディアンの特徴的な絵記号なども取り入れられ、アメリカ人顔負けの文化紹介でした。以外とヨーロッパでは万華鏡が普及していないのが不思議でしたが、ドイツからの作家さん登場で嬉しく思いました。
Comments (2)
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