goo blog サービス終了のお知らせ 

鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

今年の梅仕事。

2008-06-26 | 台所と酵母くん。
店頭にならぶ梅を横目で気にしながらいた先週。
日・月と時間を作って、今年も梅仕事をしました。

昨年は4キロほどの梅を使ったのかな。
梅ジュースは実家や亀鳴屋のユキちゃんにもお裾分けをし、
そして梅酒はというと殆ど実家行き。
というのも私はお酒は飲めますが習慣化していないので
家では殆ど飲まないのです。
ですから梅酒も飲むことよりも、
作る過程と琥珀色に変わっていくようすを楽しんでいました。

そして今年の梅仕事は、梅の量を半分に減らし、
梅酒1,2Lと梅ジュース800CCくらいができあがる予定で仕込みました。
ところがどうしても氷砂糖を一緒に瓶に入れるうち、
梅が5個だけ残ります。
どうしようと思いましたが、作り方を忘れないために、
たった5個の梅を梅干にすることにしました。
漬けて二日経った今、もう梅酢も上がってきています。
できあがったら究極の梅干になりそうな。

あとはゆっくり時の流れに、お任せです。

干葡萄酵母で。

2007-08-20 | 台所と酵母くん。


オールコーティングされていない干葡萄で、
酵母をおこしました。
これまでリンゴ、ショウガ、イチゴ、トマトとおこしてきましたが、
一番の発酵力。

煮沸した瓶に干葡萄、水、無精製の砂糖を加えた3日目。
ブクブクと泡立ち、蓋をあけるとブシュ―とガスの抜ける音。
いい感じになった5日目、酵母液を使って再びパン作り。

いつもは酵母液に小麦粉を直接まぜる「ストレート法」で作っていましたが、
今回は酵母液に小麦粉を足してパン種を作り、
小麦粉とまぜる「中種法」に挑戦。
2倍くらいになったところで、
水と小麦粉を加えてまた発酵させること4回。
発酵時間とベンチタイムをいれると2日がかりになりました。

パン種ができるまでは手間がかかりますが、
このあと継ぎ足しをしていくことで、パン種は半永久的に使っていけるとか。
かわいい、うちだけの酵母くん。



さてパン種ができたら試してみたくなり、
すさまじい雷鳴が鳴り響く昨夜、作り出しました。
小麦粉・パン種・蜂蜜・塩を合わせてこねこね。
が。時間を省みず作り出したせいで、1次発酵の終える午前4時に起きて、
午前6時のただ今、2次発酵が終えるのを待っています…。

出勤前までにパンを焼き終えることができるか!?



間に合った~!ちょっと焦げ気味だけど、3度目にしてはまあまあ♪
では行って来ます!!

梅仕事、フィナ~レ。

2007-08-09 | 台所と酵母くん。


立秋をすぎたことを知っているのか、
金沢城址公園で、赤とんぼを見かけました。

6月半ばから始めた梅仕事もとうとうフィナーレ。
徹底してアルコール消毒をしたおかげで、
黴をはやすこともなく、梅雨を乗り切ったわが梅干たち。
先週の土曜日からお日様のようすを伺いながら土用干しをしました。

写真は干して1日目に撮ったもの。
紫蘇を入れずに作ったので、梅本来の色。
途中、曇りの日もあったり、
仕事に出たりでつきっきりに世話もできなかったため、
ようすを見ながら少し長めに干し、
全体にうっすら塩をふいたところで、
これでよし!として瓶へ納めました。

1粒だけ味見した梅干は、
さほどしょっぱくも無く、初めてにしては上出来かと。
作ったすぐより、熟成させていくと美味しいというので、
おいしくな~れと台所の棚の中で休眠させました。

瓶に残っていた梅酢も、消毒した容器に移し替え、
1日、日光にあてたのち冷暗所へ。
酢のものなどに使えるというので、どう使おうか楽しみです。







トマト酵母で。

2007-08-04 | 台所と酵母くん。



先日、もぎたてトマトを頂いたので、
久しぶりに酵母をおこしました。
トマトは発酵が早く、翌日にはもうシュワシュワ、ブクブクと
瓶の中が賑やかしくなります。

室温が24度を超える夏は、絶好のパン作り日和。
強力粉に蜂蜜、塩、酵母液、水を加えてパン生地をこね、一晩。
朝おきてボウルを覗くと、しめしめ~~♪
2倍の大きさに生地が膨らみ、一次発酵は成功です。

問題はこれからです。
天然酵母の発酵はイースト菌より、力がありません。
そっとやさしくガス抜きをして、生地を休ませ、成形。
二次発酵へ進みます。

が、、、つい、つい、力が入りすぎたようで、
1時間半をすぎても微妙な膨らみ具合の二次発酵。
あきらめてそのまま、オーブンへ。
100度→150度→200度と10分ずつ温度をあげて30分。

不細工な形のうえ、案の定、充分に膨らみきれませんでしたが、
トマトの酸味がきいた、夏らしいパンが何とかできました♪



季節の恵みで。

2007-07-08 | 台所と酵母くん。
企画展の準備もほぼ整い、ほっ。
あとは当日の朝、野花をあしらうだけになりました。

帰りがけ、先週に続いて、また店の近くにある小さな公園の茂みから、
ナワシロイチゴを摘みました。
近所の奥さんに訝しげに見られながら(苦笑)

金沢に帰ってから、さっそく水洗いをし汚れ落とし。
計ってみると150gの収量でした。
その半分ほどの砂糖を計り、ホウロウ鍋にあわせ入れ、弱火でグツグツ30分。
フレッシュの時よりも濃く深い赤、絵の具でいうならクリムソンレーキ。
魔女修業にぴったりの色?

途中レモン汁を加え、ナワシロイチゴのジャムができあがりました。
少し砂糖を多めにいれたため、酸味が消えてしまいましたが、
まあまあの出来映えです。



そろそろ6月に仕込んだ梅ジュースからも梅をとりだし、
これもジャムにしなくては♪
だがちょっと待って。
事を急いてはもったいない。
これは明日、仕事から帰ってからのお楽しみにしましょ。


じわじわ~。

2007-06-24 | 台所と酵母くん。


梅仕事を始めた翌日、北陸は入梅。
それまで水を重く孕んでいた空から激しい雨が降り出しました。

梅干の下漬けは、梅酢がじわじわ上がってきて、
重し代わりにしてあったビニール袋の水を半分以下にしました。
今日はもうすっかり梅酢が上がりきったようす。
あとはカビが生えないことを祈り、梅雨明けまで待つことになります。

店頭にまだ梅が並んでいるのをみると、
また買おうかな~と心が動きます。
いつもよくして下さる方にお裾分けを…と考えだすと、
あっという間になくなりそうで。
おい、おいまた梅かよ!そう突っ込まれても。


ようやく、梅仕事。

2007-06-20 | 台所と酵母くん。


気が付けばス―パー店頭から梅の姿が少なくなってきていました。
あやうく梅の季節を逃すところでした。
なにかをしていれば気も紛れる―――。
昨日、今日あわせて梅を4kg購入しました。

ほのかに色づき甘く香る梅。水洗いのあともくもくとヘタ取リ。
重さを量って熱湯消毒した瓶へ仕込んでいきました。

今年は昨年作った梅ジュースをはじめ、
梅酒、梅干、梅味噌も作ってみようと思いました。

昨夜は梅3kgを使って梅ジュースと梅酒を仕込み終えました。
梅ジュースは氷砂糖を使ったスタンダードのもの、黒糖&氷砂糖、蜂蜜の3種。
梅酒も氷砂糖のものと黒糖のものの2種。
あとは熟成の時をゆっくりと待ちます。

今夜は残り1kgのうち200gを使って、
味噌や梅も美味しく食べられるという、梅味噌を仕込んでみました。
そして明日の夜は、残り800gを使って梅仕事のメインイベント、
梅干の下漬けにとりかかります。












梅仕事。

2007-06-06 | 台所と酵母くん。
1週間ほど前からスーパーの店頭に、
青梅が並び始めました。
憎いことに『年に1度のお楽しみ!』とポップをつけて、
お客の購買欲をあおっています。

去年はぴ~さんに教えて頂いて「梅ジュース」を作り、
ジュースができたあとの梅で「梅ジャム」も作りました。

夏ばて予防のためにと作った梅ジュースでしたが、
1キロ分しか仕込まなかったため、
店のお客さんにお出ししたり、実家に分けているうちに、
夏が来る前に無くなってしまいました。
今年は2キロ、いや3キロに増量して、梅ジュースを仕込みます。

そしてもう一つ、やりたい梅仕事。
今年こそ、「梅干」に挑戦してみようかと。
ちゃんと面倒見ないとカビが生えてしまう梅干。
日中家にいないので、うまくできるか自信がありません。
ですが、梅干を作る過程でできる梅酢がほしいのです。
まずはほんのちょっと、試しに15個ほど……。

梅仕事、来週あたりから頑張りまする。
















冬より5分の早起き。

2007-05-23 | 台所と酵母くん。
1月の初めにつけだした糠床も、まもなくまる4ヶ月。

4月のいっとき、糠床からシンナー臭がしだして、
酪酸菌にのっとられそうになってしまった。
以前だったら、あれ、おかしいな?で終わって、
糠床をだめにしていたところだが、
某SNS内コミュニティ『ヌカ連』のお蔭で対処法をマスター。
危機を乗り越え、本日も美味しく糠漬けを頂いた。

昨今のヒット糠漬けは、アスパラ、長芋、ゆで卵。
特に長芋はシャキシャキとした歯ごたえも楽しめておすすめだ。

美味しい糠漬けのために、
冬より5分、早起きをして糠床を混ぜる朝が続く。