鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

明日28日から「東北の楽し麗し手仕事展」。初日には・・・!

2011-04-28 | イベント、お知らせ。
明日28日から企画展はじまります。

賢治大好きのご馳走案内人・ゆきねこさん、
蜻蛉玉作家ふちこまさん、
岩手県人会大阪事務所さん、
盛岡のリトルプレス「てくり」&「ひめくり」の皆さん、
TOKOさん&anagさん、
宇吉堂さん、
富山堅香子のオーナー。
いろんな方々のお力添えで何とか準備が整いました。
ありがとうございました。


初日28日には、
「絵本と石けんの店宇吉堂」のウキコさんも駆けつけてくださり、
セレクトした東北ゆかりの絵本を販売。
また、みんなで輪読、いつでも、すぐに始まる朗読もあります。
一緒に声を出して読みましょうね。

展覧会明日から5月8日まで10日間。
東北の文化を通して、
かの地に思いを寄せて頂ければ幸いです。
ご来場お待ちしています。


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   東北の楽し麗し手仕事展
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2011年4月29日(祝)~5月8日(日)
10時30分~19時
金沢大野湊かたかご庵
(金沢市大野町3-4)
駐車場:山森商店P 7・8・9



[概要]
・東北の風土が育んだ手仕事。
  とんぼ玉作品「北の匠の会」
  郷土玩具  「工房木偶乃坊」
  東北の骨董・古民具

・東北こけしコレクション展
 5/1日~8日(協力anagさん)

・「こけ談!anag×TOKO」
 こけしに魅せられた2人のほっととーく 
 5月1日2時半~ 岩手のおやつ・がんづき付き500円

・東北由来の絵本や童話の販売(協力:宇吉堂さん)

・「みちのくおやつカフェ」
 東北のおやつと飲みもの 

・盛岡発リトルプレスてくり・別冊「te no te」販売

・東北地方の観光パンフレット設置


盛岡発ミニコミ誌てくり別冊「te no te」。

2011-04-28 | イベント、お知らせ。
今回の企画展のなか、
盛岡の作家さんを紹介した冊子「te no te」を販売します。

「te no te」とは、
ライターやカメラマンで構成するまちの編集室が発行する「てくり」の別冊。
てくり編集部が気になる、うつわ、南部鉄器、ホームスパン、木工など、
岩手県内の工房を訪ね歩いて集めた16の「手仕事」たちが紹介されています。
震災のころ、てくりのshop+galleri「ひめくり」で、
本に登場する作家さんたちの展覧会も開かれていました。
できれば金沢で本とあわせ巡回展をできないかとお問い合わせをしましたところ、
被災された作家さんも少なくなく作品も整わないということで、
今回は本だけがやってきます。

皆さまにはぜひ「te no te」をお求めいただきまして、
北の町で生み出される手仕事の数々に目でふれ、
ご注文いただけたらと思います。


「tenote」(税込み1500円)

《余談》
実はこの震災のことがあって初めて「てくり」を知りました。
地方出版のうらやましいほど理想的な形。
編集の皆さんの盛岡を愛する気持ちがたくさんこもっていました。
いいお仕事されています。







「工房 木偶乃坊」さんの作品。

2011-04-26 | イベント、お知らせ。
「北の匠の会」の皆さんの作品につづき、
昨夜は花巻市の「工房木偶乃坊」の煤孫(すすまご)さんの
伝統こけしと現代感覚も加味された愛らしいこけしが
はるばる到着しました。

花巻伝統のキナキナボッコと呼ばれるこけしは、
涼しい目元の色白美人さん。

スノーマンやピエロは、
現代感覚もあふれ北欧玩具の香りもすこし。

そして山高帽をかぶった宮沢賢治の写真をモチーフにした木偶乃坊こけしは、
すこし首を傾げさすと、
賢治の姿が鮮やかに立ちあらわれてきます。

岩手の木々を使って
煤孫さんがふうっと命を吹きこんだ、
愛らしいこけしぼっこ達。
ご高覧くださいませ。

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東北の楽し麗し手仕事展

2011年4月29日(祝)~5月8日(日)
10時30分~19時
金沢大野湊かたかご庵
(金沢市大野町3-4)
駐車場:山森商店P 7・8・9

とんぼ玉、キラキラ。

2011-04-25 | イベント、お知らせ。
4月29日スタートの「東北の楽し麗し手仕事展」に展示する、
東北地方のとんぼ玉作家さんでつくる「北の匠の会」の作品が到着しました。

土・日のあいだに荷を解きレイアウトをいたしました。
一つ一つが繊細なものだけに丁寧に梱包されており、
一つ解くたびにほ~っと見入っていました。
ほんの一部をご紹介しましょう。


工藤さんの作品 力強さと繊細さをあわせもつ作品


竹田さんの作品 フェミニンで華やかな作品


宗片さんの作品 とんぼ玉を超えたアートな作品


佐藤さんの作品 玉ひとつひとつに物語がこめられた作品


鈴木さんの作品 ガラスと銀の組み合わせが独特な作品


平野さんの作品 黒としろのモダンな人形作品


写真のできが今ひとつですみません。
実物はもっともっと美しいです。

すべて1点もの、クオリティの高い作品たちです。
ネックレス、チョーカー、ブレスレット、ピアス、帯留などに
仕立てられています。
ご自身はもとより、大切な人へのプレゼントにも喜ばれそう!

作品は4月29日~5月8日までの展示・販売。
商品の売り上げはすべて作家さんへ還元されます。
ぜひお気に入りをみつけていただきまして、
作家さんを応援くださると嬉しいです。
お誘いあわせのご来場、お待ちしています。




こけ談!お申し込みお待ちしています。

2011-04-22 | イベント、お知らせ。
今、東京や名古屋では東北地方の伝統玩具こけしが、
乙女たちのあいだでブームになっています。
知っていましたか?

実は金沢にも、そのこけしさん達にハートを盗まれた方々がいます。
それはクラフト作家のTOKOさんことみわとしこさんと、
こけしコレクターのanagさんのお二人。

TOKOさんは木や藁など自然素材を使ったクラフト作品を手がけ、
最近では能登空港や玉川こども図書館の飾りつけをするなど活躍中。
福島県土湯で募集していたこけしのデザインコンペに入賞したご縁で、
金沢ふくうめこけしを製作し、絵付けのワークショップも行ったりしています。

TOKOさんの創作こけし。かわゆ~!

一方、anagさんはこけしの愛らしさにひかれて東北へ旅するにつれて、
こけしも、東北の人も、東北の自然も大好きになった方。
5/1~8日には「東北のこけしコレクション展」として、
当庵でも、そのコレクションをお披露目していただきます。

こけし旅の途中の一枚。おお!

そんなお二人によるこけしを巡る熱いトークイベントを
「東北の楽し麗し手仕事展」のなかで行います。
その名も『こけ談!』
北陸ではキノコのことをコケとも言いますが、今回はちがいますよ~。
こけし談義のことです。

こけしの魅力、東北の魅力を、
ぜひぜひ楽しく熱いお二人からお聞きください。
このお二人のおかげで最近こけしが、
やたら可愛く見える私も、
もちろん拝聴。
(告白すると東北の子供たちが可愛いこけしぼっこにも見える)

岩手のおやつ・がんづきを食べながら楽しいひととき
ご一緒しましょう。
できればご予約をお願いしますが、
当日の飛び入り参加も歓迎♪

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こけ談!―anag × TOKO こけしに魅せられた2人のほっととーく―
5月1日(日) 午後2時半~
参加費500円(お菓子付き)・定員10名
お申し込みはメールにて お名前・参加人数お知らせくださいませ。
antiquegallery_katakago@live.jp 


展示会にむけ、巻いて、巻いて~。

2011-04-19 | 日々のこと。
光あふれる時季になりました。
桜の便りが東北のほうからも聞こえ、
皆さんの心が少しでも花に慰められ、
御霊が鎮められることを祈ります。


さて、来週29日(祝)からはじめる「東北の楽し麗し手仕事展」。
現代の作家さんの手仕事では、
仙台を中心に活躍されているとんぼ玉作家さんの会「北の匠の会」6名の皆さんの作品と、
岩手県花巻のこけし工人・煤孫さんの「工房木偶乃坊」の作品をお預かりし販売。
作品の売り上げはすべて作家さんのお手元に届けます。
作品はこちらで>>>

当初、岩手の手仕事の作品もお預かりできたらと思っていましたけれど、
今はまだ日常を取り戻すための時間に追われていらっしゃるとのこと。
そこでその作品たちが載った、
ミニコミ誌てくり別冊「te no te」をご覧いただいて、
お気に召したものを直接ご注文いただこうと思います。

またフェリシモしあわせの学校で知りあったゆきねこさんからご紹介頂いた
岩手県大阪事務所からは、岩手、宮城、福島の観光パンフレットも置きます。
ぜひお手にとっていただき、東北の良いとこ感じてくださいませ。


さ、今週から、巻いていきますよ~。


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東北の楽し麗し手仕事展

2011年4月29日(祝)~5月8日(日)
10時30分~19時
金沢大野湊かたかご庵
(金沢市大野町3-4)
駐車場:山森商店P 7・8・9

[概要]
・東北の風土が育んだ手仕事。
  「北の匠の会」「工房木偶乃坊」の作品販売
  東北の骨董・古民具の販売

・東北こけしコレクション展 5/1日~8日(協力anagさん)

・こけ談!anag×TOKO こけしに魅せられた2人のほっととーく 
 5月1日2時半~ 岩手のおやつ・がんづき付き500円

・東北由来の絵本や童話の販売(協力:宇吉堂さん 中野さん)

・「みちのくおやつカフェ」
 東北のおやつと飲みもの なくなり次第終了

・東北地方の観光パンフレットの設置

あいさつ、は。

2011-04-13 | 日々のこと。
春爛漫ですね。
通勤途中の道が兼六園と本多の森を通るので、
この時季はいつも、ながら花見。
今朝も兼六園によってお花見して出社しました。

毎年恒例の職場主催の新入社員研修セミナー。
昨年は新卒採用が極端に控えられたせいで
いつもの年の7割の申し込みでしたが、
今年はほぼ満席といっていいかな。
初々しいスーツ姿が眩しいなあ。

毎回このセミナーにでてくる
あ・い・さ・つ標語もどき。

「あ」・・・あいさつは
「い」・・・いつも いきいき 
「さ」・・・爽やか 颯爽と
までは、みな簡単にでてくるけれど
「つ」がなかなか難渋する。
いつだったかの年には、
「つ」はつっぱねるなんていう、珍答もありました。

そして今年の「つ」。

「つ」・・・繋がる

この震災をうけての回答でした。うん。



ものづくりで元気をつなぐ。

2011-04-10 | 本のこと。
ひょんなことからと言いましょうか、
いつものあの方のお声がけで(わかる人はわかるよね)、
女優・山口智子さんの出された本「掛けたくなる軸」
出版記念会の実行委員になっていました。

本当は3月13日(日)に開催される予定でした。
1月の終わりごろから広報をし、参加者のとりまとめをしていましたが、
この度の大震災。山口さんからの申し入れもあり延期にしました。
(本当のことをいうと2月はなにか調子がでずにグズグズ。根拠はありませんが、
あの地震がおきて、ああこれだったのかと思ったしだいでした)。

それから約一ケ月後の4月9日(土)。
「山口智子さんと『ものづくりで元気をつなぐ』ことを考える会」と名を改め、
無事に開催しました。

会場は金沢市指定文化財になっている辻家。
もともとは加賀藩の家老横山家(3万石)が明治から大正時代に建てた家で、
ふだんは非公開です。
開催前に辻さんにお部屋の解説やお庭をご案内いただくという役得。
特にお庭は寺町台地の高低差を利用した回遊式庭園で、
京都の庭師「小川冶兵衛」によって造られ、
今のお金で換算すると40億近くもの費用をかけられたとか。
人工の滝あり、池あり、さながら深山幽谷の様相。
お隣には有名な料亭がありますが、
こちらもそもそもは横山家のものだったそうです。
辻家であんなことや、こんなことをしたいわ!と
妄想したのはいうまでもありません。


受付の準備もすませスタッフで歓談していると、
玄関でこんにちは~と女性の声。
山口さんでした。
最近はご自分でプロデュースした番組をお持ちになるなど、
女優業より発信する側での活躍が多くなっていますが、
キラキラ生命力にあふれた瞳が印象的な美しい方でした♪

開始時間になり、MCに坂本のオトーサン、山口さん、CMプランナーの早川さん、
陶芸家の中村卓夫さん(金沢)の4人で、トークが進みます。
日本文化のすばらしさに気づかされた海外での出会い、
職人の追っかけをはじめたことなど軽妙に語られていきました。

今回ご参加いただいたのは会場の広さの関係から70名ほどでしたが、
会場にも、お話にもご満足いただけたかと思います。
集まった会費、本の売り上げは諸経費を除きまして、
震災への義捐金として送られました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

また受付をお手伝いいただいたKさん、くろひょうさん、SBさん、
YKさん、TMさん、Iさん
大変お疲れさまでした。

秋が深まるころに第2弾が行われそうですので、
皆さまもまた、お楽しみに。



卒業したい。

2011-04-08 | 日々のこと。
4月7日、仕事を終えてから野々市町フォルテにバスで直行。
田中優さんという方の「絶望を希望に変える」の講演会へ行く。
開催スタッフのなかにはフェアトレードALの小浦さんをはじめ、エッセイストの水野スウさん、野鳥の会のしらさん達の姿。
会場内では、ラミティエの風花さん、こすもすの泉さん、色鉛筆画家のカメリアーノさんと宇企子さん、ぎゃらりーきのこの娘さんにゃんちんさんらに会え、宇企子さんとカメリアーノさんと並んで座った。

被災地への黙祷からはじまった講演。
後援者の田中優さんのことは、正直今回おきた原発事故で、twitterr上で初めて知る。
そのTLで金沢でも講演会があるのを知り、これはぜひ生で聴いておこうと思い行った。
(中3と小4の子供をもつ弟夫婦に講演会の案内メールしたが返信なし。
どうやら、ヨーコ姉ちゃん、また一段と頭が変になったと思われたもよう・・・・・orz)

講演を聴きにいこうと思った数日前、福島は・・・、日本は・・・、未来は・・・、子供たちは・・・、自然は・・・いったいどうなるんだろう・・・。
心のなかが真っ暗になって、涙が止まらなくなっていた。そんな矢先に知った講演会。
講演の内容はすでにYoutubeや他のブログでみた自然エネルギーのことでしたが、それらを解説付きで直に聴け、希望にまでは至らなかったけれど、不安な気持ちがすこし収まった。
そして、やっぱり原発にさようならを告げる暮らしに向かっていかなくてはと。


○講演のなかで印象に残ったこと○
・今、現在も出続ける、田中優さんいわくの「フレッシュな放射性物質」。
・原発事故の避難地域になっているところでも、残念ながら避難区域内よりも汚染度の高い箇所もある(地形や風向き、飛散したときの気象条件によって)。
・ただちに害がないの「ただち」ってどういうことか?もしこの事故の放射性物質で「がんという当たりくじ」を引いても、それを証明することができないから、誰もどこも保障はしてくれない。
・放射性物質の影響は、胎児>赤ん坊>幼児>こども>青少年>大人の順で、発ガン、白血病など発症の可能性が高くなる。
・浜岡原発の即刻停止の希求。なぜならば予想される東海地震の震源地の真上に立っているから。
・大手マスコミ(新聞・テレビ・ラジオ)の役員に電力会社会長が名を連ねているために、真実の報道がなされない。広告スポンサーを下りられると収益が減るから。
・電気自動車のバッテリーも家庭用電源で5分で充電できるものが既にあるのに、バッテリー大手の力により広くしらしめることが難しい。


利権や保身によって生まれた歪み。
いささか気分がずんと重くなってきましたけれども、
これらを踏まえて未来にむけ、私たちはどこに向かって歩んでいくか。

・自然エネルギーの有効利用による発電
海上に浮かべる風力発電、地熱発電の開発、小水力発電、波力発電など
・莫大な借金を負う東電から電線の利権を返してもらい、自由に電気を送ったりもらったりできるシステムづくり
・使えば使うほど安くなる企業の電気料金のしくみの改正→高くなれば使わなくなり節電節電でき原子力発電に頼らなくてもいい。
・放射性物質汚染土壌の回復には、田畑に放射性物質を吸収しやすいひまわりや菜種を植え、種からは油を採って畑を工作するトラクターの燃料に。
・種を取り終えた植物の茎や葉は発酵させメタンガスを作り資源とする。

覚えているところ、つらつら連ねました。
今もYoutubeなど動画サイトで田中さんの講演を聴くことができると思います。
まずは関心を持って見てください。
そこからどっちへ踏み出すかはそれぞれです。


最後にこれはチェルノブイリを
長らく取材・撮影してこられたフォトジャーナリストの広河隆一さんのHP。
今回もいち早く現地に入っていらっしゃいました。
チェルノブイリで起きたこと、今もおき続けている真実があります。
http://www.hiropress.net/index.html

石川にも志賀原発があり、
お隣の福井には敦賀・美浜・高浜・大飯にある。
同じことがおきたらあなたはどうしますか。
どうなりますか。
何ができますか。
想像してみましょう。
起こってからでは遅いのです。

人の手に負えないエネルギー、
今までありがとう。

私は卒業したい。

おうちに眠っている絵本を、一箱絵本便へ。

2011-04-01 | 東北にエール
いつもお世話になっている絵本とせっけんの店宇吉堂さん。

宮城県石巻と岩手県一関にお友達がいて、
その方達を通じて避難所へ絵本を届けようとされています。
名づけて「一箱絵本便」。

その活動を知って、
うちにある絵本や童話を本棚から取り出してみました。
古いものは中学生のころから、私のそばにあったもの。
ありがとう、本たち。
ちいさなお友達のもとへ、いってらっしゃーい。
本は一生のお友達、心の栄養になるからね。

実際に被災地に向かわれた方のお話をブログなどで目にすると、
画用紙や色鉛筆、くれよんなんかもとても喜ばれたとありました。
幸い、学生時代のものが押し入れにあったので、
これらも一箱絵本便に入れていただこう。

もし、みなさんのおうちに眠っている絵本がありましたら、
宇吉堂さんへお持ちくださいませ。