鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

いそいそ。

2016-08-22 | 猫のこと。
夜、布団をひきだすと、
蓮がにゃはーという顔をして寄ってきます。

布団をしくと、いそいそ、あがりこんで人を見あげる。
ああ、もうなんて可愛いのだろうね。

しかしそのため、最近寝不足気味です。
蓮は子猫のせいか、まとまった睡眠をとるふうではなく、
ちょっと眠っては、遊ぶ、の繰り返し。

眠るとき、にゃ、にゃと短く鳴いて寄ってくるので、
まずその声で目が覚めます。
その後の顏舐め攻撃にすっかり目が覚めてしますうえ、
卸金で顔をこすられているようで、痛いのなんの。

蓮ちゃん、顔は舐めなくていいからね。






耳管開放症。

2016-08-22 | 日々のこと。
ここ数ケ月、梅雨時や、雨が降る前、気圧が低下しだすと、
耳が詰まるような感じになって自分の声が頭のなかで響き、
会話や電話応対がとても苦でした。
飛行機に乗るとなるアレです。

調べてみると自分のは「耳管開放症」のようでした。

「 疲労・ストレス・無理なダイエットなどが原因で起こる。耳管の入り口付近が痩せることで耳管が開きっぱなしとなり耳に膜が張ったような閉塞感、自分の声や呼吸音が耳に響く(自声強調)などの症状が出ます。軽症の場合耳鼻咽喉科を受診しても聴力が正常なことが多いので気づかれないことも多く、診断の第一歩はまずこの疾患を疑うことと言われています。その他に、深く早く鼻呼吸すると鼓膜がペコペコ膨らんだりしぼんだりするのが観察される・耳抜き(Valsalva法)を行うと鼓膜が膨らんでも急速にしぼんでしまう・深いお辞儀を続けると耳管入り口周囲が鬱血することで耳管が閉じて、症状が軽くなるまたは消失する・などの特徴も診断に有用です。治療としては生活指導として痩せの予防・改善、長時間歩行・立ち仕事の回避、水分補給など、薬物療法(トランキライザー、漢方薬など)、耳管内処置(ベッツオルド末、ルゴール液の噴霧、生食水の点鼻)、鼓膜にテープ貼付などでコントロール可能です。難治例には耳管周囲への脂肪・アテロコラーゲン注入や耳管ピン挿入などの外科治療もありますが一般的ではありません。」

無理なダイエットをしたわけではないのですが(する気もない)、、
3月から7月にかけて体重が4キロ落ちて、自分でもあれ?まずいなあと思っていました。
原因は漆かぶれで夜眠れなかったことや、
フルタイムで仕事をしているのに加え夜遅くまで染めものをしたり、
企画展の準備など、負荷がかかっていたことでしょうか。

7月末に人間ドックもうけ、良性のポリープが食道いにあるなどのほかは、
特に異常もなく無罪放免。

そして8月は企画展もWSもなくのんびりり早寝もするようになり、
徐々に体重も増え始めました。
それで耳管の入り口も太ってきたのか、
以前よりは耳が詰まった利する状況は少なくなりました。

人間の体って思わぬところに影響がでるものだなあと今回思いました。
無理もほどほどに。自戒。

風の盆前夜祭まもなく。

2016-08-17 | 東北にエール
今週土曜から風の盆前夜祭がはじまります。
今年はなにか実感なくふわふわしながら、月日がずんずん経っている気がします。

年頭に八尾に借りている店の大家さんから売却を検討しているとお話があり、
16年お借りしていた八尾の店をお返しする方向で話が進んでいます。
もし今年度で店じまいをすることになると色々と片付けが必要になってくるなあとぼんやりと。
まあ、なるようにしかならないので、適宜これは風任せ。


それより早急に考えなくてはいけないのが、蓮のこと。
これから風の盆で家をあけたり、
仕事や作家さんとの打ち合わせで2~3泊不在になることもあり、
蓮をどうするかを考えなくてはいけません。
身体に異常があるのでペットホテルは預かってくれないのですよね。
(でも蓮は全然へっちゃらで飛び回っているのだけど)

案はいくつかあるが決定打がないのです。

①実家に預ける→ 両親への負担&脱走リスクあり

②OさんまたはNさんに預ける→ 先住猫もいてお願いできれば安心だが、頼むのがちょっと面倒・・・(苦笑

③連れて行く→ リスク大
キャリーバックに入れて移動する際、身体への負担が心配、
ハーネスをつけないと行った先で脱走~迷子になる危険が大。
ではハーネスをつければ良いのではと思われるだろうけれど、
標準よりも体がまだ細く小さいので、身体に合うサイズが見つからない・・・え? 手作り???

④ケージにいれたまま、朝ないし夕方だけどなたかに世話をしてもらう
これも夜、ケージの外で過ごす時間を持たせたことにより、
何日もケージのなかは難しいし可哀そう。
既に先日のお盆休みのとき、実家に1泊して帰宅した際のケージ内の荒れようは目を覆う凄まじさ。
そして、その後の甘えっぷりといったら、はあ、どれだけ淋しかったのだ、蓮?

どうするだ~、蓮よ?
風の盆のときは毎日帰ってくる・・・か。


本日も猫。

2016-08-08 | 猫のこと。

出勤前にケージにいれたら、不服そうな顔。


どんな夢ををみているのかな。



サバトラあらため「蓮」さん。

人のすることをじっとみており、
土曜日、ほんのわずか台所に立った隙に、網戸の隙間をこじあけて脱走しました。

想えば庭の洋種ヤマゴボウの赤く色づいた実を
鳥たちがついばんでいるのをじっとみていたのが前兆でした。

もともと庭で自由にしていたところを「保護」という人間のエゴで「捕まえられた」んだから、
遂にという思い。

幸いに暗くなってからセドに戻ってきて、庭石の上にちょこんと座っていました。
やがて家に入り、自分でケージに入って、うん●して、水がぶ飲みして、
コテンと電池が切れたように眠ったのはおかしかった。
無事に帰ってきてくれて、本当に良かった。

朝夕、私のわきの下にもぐりこんで、肩に顎をのせてねむる蓮さん。
気が付けばこの1か月で手足もぐんと長くなってきました。

横隔膜ヘルニアのせいで、呼吸数は相変わらず48~60と健常な猫の倍もあり、
さぞ苦しいのではと思うのですが、
今のところ元気に動き回って排便・排尿も毎日あります。

餌は医療用の消化のよいドライフードとウェットタイプのもの、
水分補給のために牛乳もときどき。
食事と排便のようすは毎日ノートにつけています。

横隔膜ヘルニアの手術の成功率は6割程度ということで
手術を享けさせること自体に悩みもしますが、
成功し元気になるようであれば、
受けさせたいと思っています。


子猫、お嫁入りしました。

2016-08-01 | 猫のこと。
昨日7月31日、保護猫2匹のうち白い方の子猫が、お陰さまで里親が決まり、白ちゃんあらため「まるちゃん」としてお嫁入りしました。
新しく迎えてくださるお宅で考えてくれていた名前が、まるまると大きく育つようにと「まるちゃん」。背中と脇腹に水玉の丸い模様があったので、実は私も意味は違えど「まるちゃん」と密かに呼んでいたので、偶然の一致に驚きました。

まるちゃんが庭に迷い込んできたのは、梅雨のさなかの7月5日。
餌付けをして警戒心の薄れたころあいを図って7月13日に捕獲しました。それ以降、半月ほどケージのなかと落ち縁を遊び場に暮らしてきました。毎日の掃除や餌やり、遊びのなかで少しずつ私に心を開いてくれ、頭も体も摺り寄せて甘えてくるまでになりました。
里親にだすということは、そんな信頼を断つことで、悲しそうにキャリーバッグのなかで鳴くまるちゃんには、可哀相なことをしました。まるちゃんのお陰で、怪我をしていたサバトラは生き延びることもでき、そんな2匹を離れ離れにすることにも胸が痛みました。
別れを知ってか知らないでか、2匹一緒最後の日は、こんな風にハグしあって眠っていたり、いったい誰の手足かわからないほどくっついていたり。






お嫁入りの決まったおうちのお子さんは、ずっと「子猫がくるんだ、子猫がくるんだ」と心待ちにしていてくれていたそう。お母さんもまるちゃんが環境になじみやすいように、まるちゃんの匂いのついた猫砂を分けてほしいと言ってくださったり、魚の形をした遊び道具を用意してくださるなど、まるのことを思って考えてくださっていました。

まるちゃんとの別れ際にお礼ですと手渡されたのは、白いお餅からうっすら豌豆が透けて見える塩大福。見るなりまるでまるちゃんみたいと思いました。
まるちゃんそっくりの塩大福は薄しょっぱく、心なしか涙の味がしました。
まるちゃん、ありがとう。新しい家族のもとでどうか幸せに。


追記
居残ったサバトラは、金沢在住の漫画家・波津彰子さんの漫画『雨柳堂夢咄』の主人公、目元の涼しげな少年「蓮(れん)」にあやかり蓮と名付け、我が家で養生させます。
蓮はまるちゃんが居なくなり、さぞかし寂しいだろうと思いきや、わが物顔でケージを独占。いいのか、お前、お前を守ってくれていたお姉ちゃんがいなくなったんだぞぉ。