鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

お雛さまを囲み『お雛様を愛づる会』。

2012-02-22 | 金沢大野湊 かたかご庵
今朝まぶしく輝く日のもとを、
北へと帰る雁を見送りました。

まだまだ北陸は雪のなかではありますが、
ほのかに春の気配を感じることが多くなりました。

さて来月になりますが日ごろの感謝をこめまして、
3月3日、4日、かたかご庵を開きます。
桃の節句のしつらいのなか、
ゆったりはんなりおしゃべりを楽しみませんか♡

お雛様は今から40数年前のもので姉と私のために
母方の祖母が贈ってくれたものです。
また津田水引の先々代、津田梅さんが御健在のころの工房ものの
小さな水引雛も飾ります。
せっかくですので、皆さまと一緒に雛祭りをできたら嬉しいです。

石井桃子さんの「三月ひなのつき」と
それに関連した伝承折びなの本ございます。
お読みいただいたりお雛さまを折って、
お持ち帰り頂けたらと思います。

当日は名古屋にありますアルエットゥさんのお菓子や
関西で今頃おやつとして食べられていたという「こぼれ梅」、
地元では大野町の粟森梅月堂さんに特注しました練りきり、
自家製甘酒などもご用意しております。

お雛様ともどもお待ちしております。




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 お 雛 様 を 愛 づ る 会 
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3月3日(土)・4日(日)
11時~18時
金沢大野湊かたかご庵にて
金沢市大野町3-4

駐車場 山森商店駐車場の7と8 2台のみです。
ほかへはお停めになりませんよう宜しくお願いいたします。

奈良散策。

2012-02-15 | 日々のこと。
2月11日~12日、奈良へ出かけました。
11日は昔の記憶をたどりながら、ならまち界隈をぶらぶら。

夕方、奈良にお住まいのisis編集学校の同期生Mさんと会う約束をしており
興福寺で待ち合わせをしました。
少し早く着いたので震災より11ヶ月目、お参りしました。


ほどなく息をきらしてやってきたMさんと合流。
前から行きたかった、ならまちの「中川政七商店本店」に向かいました。
こちらは女性に人気のお店で、
麻や綿の布巾をはじめハンカチ、お財布、ポーチなど
センスのいい小物が並びます。
Mさんも誕生日のプレゼントなど贈り物はここでとおっしゃってましたが、
贈って喜ばれそうな素敵なもの、色々ありました。


そしてお店の奥にはお目当ての茶房・・・、
だったのですが残念ながら満席で2組ほど待たなくてはならなかったため、
別のところで紅茶と美味しいパウンドケーキを頂きながらお喋りを楽しみました。



ところで修二会をひかえた奈良の町では、
二月堂にある糊こぼしの椿をモチーフにした
和小物やお菓子をよくみかけました。
写真は「萬々堂通則」の糊こぼしの練りきり。美しいです。


こちらは「なかにし」の店先にあった季節の練りきりあれこれ。
椿には「南無観椿」の名前。
目を楽しませてくれます。


それから、ならまちにはぜひ訪ねたいところがありました。
元興寺小塔院跡です。
曲がりくねった道にぽっかり間口半間ほど開いた門の奥にあり、
うっかりすると通り過ぎてしまいそうな門構えのところです。
ここで10数年前にお堂を守る川村さだえさんというおばあちゃまに会い、
お堂の由来などたくさんお話いただいて、
写真をお送りしたりお手紙を交わしたりしたことがあったのです。
その当時で80歳半ばを過ぎていらっしゃったので、
もうお会いできないだろうなと思って門をくぐりました。
するとその先に一人の男性。
昔、こういうことがありましてとお話すると、
「それは私の母親ですわ、まだ元気ですよ」と嬉しいお返事。
今年99歳になられた川村さんと再びお会いできました。
朝夕、今もお堂のお勤めをされているとか。
きっとそれがお元気の秘訣なのでしょう。
どうかまだまだお元気で名残を惜しみました。


滞在の間、奈良は「なら瑠璃絵」という催しが開かれており、
東大寺や春日大社が光のイルミネーションに包まれていました。
こちらは東大寺戒壇院。
戒壇堂にはご存知、天平時代の塑像の傑作、四天王立像。
躍動感、表現力をみるにつけ、人間の進歩ってなんなんだろうと思います。



ヨシ原再生プロジェクト@北上川 はじまっています。

2012-02-05 | 東北にエール

震災前のヨシ原)

先だって「NPO法人りあすの森」ですこし書かせていただいた
北上川のヨシ原再生プロジェクトがいろいろ動き出しています。

りあすの森の中心になっている熊谷産業さんは
兼六園の夕顔亭、金沢湯涌江戸村の屋根もお仕事されています。
また北上川のヨシを使ったヨシ和紙を輪島市三井の遠見さんで漉いてもらったり。
石川にもご縁のある北上川のヨシ、どうかお力添えお願いします。

●一口オーナー制度
3,000円と10,000円の2種から選べます。
3,000円は寄付、10,000円は後日ヨシを練り込んだ
珍しいうどんとヨシペンが送られてきます。

●ヨシ刈りとお掃除ボランティア
ヨシ原にはまだ津波で流されてきたゴミも多く
それを取り除くことが必要です。
3月にはエレベストや富士山のお掃除活動にも取り組む、
登山家の野口健さんも参加してくれるようです。

雇用、人材育成、美しいヨシ原の再生、いろいろに関わって支援ができます。
どうか温かい気持ちをお届けください。

詳細こちら「ココロカラ」をどうぞ。
私も支援をしています。