鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

Bufo Japonicus Japonicus

2009-05-22 | 金沢大野湊 かたかご庵
ここのところ、1日の始まりに庭を眺めるのが新しい習慣になっています。

今朝も前庭の芍薬を愛でた後、セドを眺めようと障子を開けたところ、
視界の左隅、ちょうど手水鉢の下あたりに何かが動くのがわかりました。
一瞬スズメかと思いましたが、動きがスローモー。

さらによく確かめようとする前に、
後ろ足のようなもので落ち葉を裏返し、
もそもそ不器用に手水鉢の下に潜りこみ、
視界から消えてしまいました。

なんだったんだろう?
そういえば手水鉢の下の地面に、直径3センチくらいの穴があいていたっけ。
いつか埋めようと思っていたのですが、何かの巣だったとは。

モグラか?
いやいや地面は固くしまって掘り起こされた形跡はないし、
色は薄茶色をしていたような・・・。
もしかしてカエル~?
ネットで調べると、謎の住人はヒキガエルのようでした。
アマガエルくらいは平気な私ですが、ヒキガエル!!

しかしながらその生態などを調べていると、
彼らが信じられないくらい無欲で、わずかな餌で満足をし、
その蛙生?の大半を寝て暮らすと書いてあるものがあり、
なんだか親しみを感じました。

先の前庭のサワガニもそうでしたが、後からこの家に来たのは私。
彼らの心地良い住環境をなるべく壊すことなく、
一緒にこの家に住んでいくことを考えます。

10年ほど前「金沢城のヒキガエル」という本を出された大学教授がいらっしゃいました。
ヒキガエルのことを知るために、読んでみようと思います。


庭のこと。

2009-05-11 | 金沢大野湊 かたかご庵
大野の家に引越ししてから、気がつくと1ヶ月が過ぎました。

先週土曜日の午後、玄関とおえの間の土間に山積みにされていた草木ゴミ、
廃材などなどを市指定のゴミ処理回収業者に処分してもらいました。
しつらいするにしろ、内部を改装するにしろ、
ようやくスタートラインに立てた気分です。

今、楽しんでいるのは庭の手入れ。
お隣の家の三毛猫が時折遊びにきています。

家の中の改装は10日もあればできてしまいますが、
庭は時間をかけ、育てていかなくてはなりません。

昨日は生い茂った葉蘭を刈ったあとの根っこ退治に四苦八苦。
小さなシャベルでは刃が立たず、大家さんの鍬を借りて根を起こし、
お陰で腕がパンパン。使い方のコツが身についていないようです。

根には苦手なミミズさんたちも、たくさんいまして、
彼らのお陰でいい土ができているのはわかっているのだけどね。

せどは大きくさわりませんが、前庭はいろいろと作庭を考えています。
しかし、実作業はまだ先。
なぜかというと庭のど真ん中に芍薬が陣取っており、
日に日に蕾が大きく膨らんでいるからです。
そういうわけで芍薬の花が咲き終わってから、作業を始めようかなと。
でも本当に良い植え替え時期は秋が宜しいようで・・・・。

 朝顔に つるべ取られて もらい水 (加賀の千代女)

もとい 

 芍薬に 庭を占められ ロスタイム 

どうもっ・・・・。