鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

ケージ生活2週間目。

2016-07-27 | 猫のこと。
今日でケージ生活2週間たちました。
最近では2匹ともすっかり甘えん坊になり、ごろごろ喉を鳴らしたりもします。
サバトラは抱っこできますが、肝心の白い子はまだ抱っこができず、これからです。

さて7月25日にお客様で産業動物医でもあるOさんのご紹介で、
家から車で5分程の動物病院へサバトラを連れていき、レントゲン撮影をしてもらいました。結果は予想していたとはいえかなり重篤。

まず右のうしろ足を引きずっていたのは大腿骨の頭骨が折れている・・・。
息が荒いのは、横隔膜が欠損している横隔膜ヘルニアでした。
レントゲン写真をみると腸が肺を押し上げており、本来あるはずの肺の広がる空間もなく真っ白。
骨折の手術は自然治癒あるいは横隔膜縫合のオペのおり一緒にやるとよいだろうとのことですが、手術は子猫にとってリスクが高く、迷いがあるのが本音です。世の中には手術せずに15年生きた子もいるそうです・・・。

横隔膜ヘルニアの記事を読むと、まず麻酔に耐えられるかどうか(横隔膜ヘルニアの猫は腹式呼吸を覚え自力呼吸をすることがあり麻酔が覚めやすいそう。そのため麻酔の量を多くすると覚めずに死ぬ場合もある)、内臓が癒着していた際の処置が手際よくできるかどうか、圧迫されていた肺が急に膨らむことで水が溜まる肺水腫にならないかなどなど。
今はとりあえず、麻酔に耐えられる体重になるよう秋口まで様子見。病院の先生と相談しながら、手術をするかどうか決めていきたいと思います。

おもえば最初声も出なかったのは栄養の足りていなかったこともあるけど、横隔膜がそんな状態じゃ力もなかったのだねえ、ちびちゃん。そのようなわけで、サバトラは里親にだすのは保留。

引き続きしろちゃんは里親募集です。検便検査では回虫はなし。
近々、この子を見に来るご家族があります。
寂しいけど、うまくお話がまとまり家族に迎えてくださるとありがたいです。

猫と祭りと梅干しと。

2016-07-25 | 猫のこと。
猫たち、元気です。
まだ、しろちゃんは時々威嚇砲を発射してきますが、
ごろごろ喉を鳴らし甘え、頭をすりよせてくるようになりました。
世話をしてきた甲斐がありました。
保護してからもうすぐ2週間。
身体の成長の差が目立つようになりました。
今日の夕方、サバトラちゃんを病院に連れて行きます。


そうこうしているうちに、大野日吉神社の夏季例大祭も終わりました。
いつも5~6人ほどお客さんをお招きし、お祭りを楽しませていただいていますが、
今年は八尾から喫茶つどいのご夫妻お二人が来て下さりました。
ようやくかたかご庵もご覧になっていただけ、嬉しかったな。
30年来の知己の文ちゃんと息子さん、たくまぽたりーの祐子さん、
お客様の由佳さん、恵子さん、富山のラビィ店主さん、
楽しいひと時でした。



北陸も梅雨明け。
梅干しも干しだしました(^^)


ケージ生活5日目。

2016-07-17 | 猫のこと。
またまた猫のお話で恐縮。

猫たち、順調になつきはじめ、サバトラはケージの外からですが撫でられるのが平気にもなりました。
そして警戒心の高い白い子も、徐々に。
今日は寝ぼけていたのか喉の下を撫でさせてくれて、
ゴロゴロ喉まで鳴らしました。
やったーと喜んだのも束の間、
その3分後には強烈な猫パンチが繰り出され、
お、お前と言う奴は・・・。
彼女との攻防はもう少し続きそう。

今日は猫好きなお客様たちが様子を見に来られ、
猫じゃらしや仔猫用の餌までもってきてくださったり、
遊んでくれたりしてくださいました。
有難いことです。

おひと方、新しく家族に迎えてみようかとお考え頂いている方もいらっしゃり、
お返事をお待ちすることに。
さてさて。

サバトラちゃんはご覧の通り、術中にはまり人の手に陥落。


猫と遊んでくれたOさん。ありがとう♪

ケージ生活3日目。

2016-07-15 | 猫のこと。
ケージ生活3日目。正確には2日と半日くらい。
少し落ち着きをみせ、ケージの中もさほど散らかっておらず掃除も楽になりました。
うんちもしっかりしており、硬さも良好。

14日の夜、猫の保護活動をされているNさんが来て下さり、
ペット用シーツ、余った猫砂などいただく。
そして、ノミ・ダニ・シラミ・回虫の駆除薬を子猫たちの肩甲骨の間にたらしてくれました。
もしおなかに回虫がいたら2~3日後にうんちと一緒に排出されるそう。
どうか回虫いないでほしい。

餌もウェットタイプをスプーンから与えるようにし、
人間から餌がもらえることを認識させることにしました。
怖いけど、美味しいにおいのするスプーン。
威嚇しながら食べる猫。
竹中直人の「笑いながら怒る人」の芸に似ているかな(^_^;)


子猫、その後のこと。

2016-07-14 | 猫のこと。
ご報告いたします。
先週雨の日にセドにいた先般の子猫たちを、昨晩捕獲しました。


先週の火曜日の朝、庭で見つけた際に餌を与えてしまったので、きっとまた来てしまうだろうと思っていました。セドは4面を建物に囲まれているため、人の出入りや車も気配もない。伸びた夏草のなかに身を隠したりもでき、子猫たちが潜むにはうってつけの場所でした。セドで草や虫やカニと戯れていた子猫たちの自由を奪うのは可哀相でもあったのですが、ここ数日、強い雨が続くこと、1匹の子猫の呼吸の仕方がおかしいため、早めに捕まえた方がよいだろうと判断しました。
捕獲は、同じ町内で野良猫の保護活動を10年近く行っているNさんのお力添えがあってのこと。大変ありがとうございました。

★子猫捕獲までの記録★
7月5日(火)
夕方より子猫の鳴き声が家の周りでしだす。夜遠雷と共に強い雨が降り、それと共に鳴き声が消える。

7月6日(水)
朝、セドの盆栽棚の下で雨宿りをしていた子猫を見つける。キャットフードがないためあごだしの身をほぐしたものをセドにだす。その際、子猫が猫2匹いたことに慌てふためく。仕事帰り、念のためキャットフードを購入し帰宅。子猫2匹、まだ庭にいた。

7月7日(木)
猫に餌やり。盆栽棚の下にすのこをひき、雨除け用に衣装ケースのふたを立て掛ける。

7月8日(金)
朝夕2回、餌をやる。「私=餌をくれるニンゲン」と認識される。
8日夜に翌日分の餌も多めに置いて外出。

7月9日(土)夜餌をやる。

7月10日(日)
染色WSで終日家にいたので猫を観察することができた。2匹のうち1匹サバトラは後ろ足が悪いのと呼吸が荒い。夕方Nさんが様子を親切に見に来て下さり、捕獲機を貸していただき使い方を教えていただく。捕獲用にウェットタイプの猫の餌までいただく。感謝。
       
7月11日(月)
これまで落ち縁のガラス戸向こう、セドに置いていた餌を落ち縁の中に移す。
餌の匂いを嗅ぎ付けたかもともと彼のテリトリーなのかて野良猫のボス(黒い毛並、片目が白濁)と、小童(チャトラ)2匹が餌を食べに来るようになったため。そして警戒心の高い2匹を一度に捕獲機では捕まえられないだろうと思い、落ち縁全体をまず大きな捕獲機にしようと考える。
アマゾンで購入した飼育用のケージが届き、組み立てて落ち縁に設置。
      
7月12日(火)
落ち縁に捕獲機も置き、その存在に慣れさせようとする。落ち縁の網戸から中をのぞく2匹を見て、好奇心旺盛な今なら、家の中に誘いこめるのではと思う。ガラス戸とガラス戸の間を6センチくらいだけ開け、子猫が出入りできるだけ穴を残し段ボールでふさぐ。捕獲するとき、この穴を塞げば落ち縁に閉じ込められるはずと計画。

7月13日(水)
夕方から雨。7時ごろ帰宅、こちらの思惑通り、落ち縁でくつろぐ2匹の姿を確認。
ケージや捕獲機の中の餌も食べてあることも確認。そっとセドに面した離れにいき、セドを突っ切って落ち縁のガラス戸を閉める。計画通り落ち縁に2匹確保!
捕まえやすいように落ち縁にあった椅子や植物を移動。20分後まずはサバトラ確保。ハア
ッと威嚇したり、歯をカチッカチッと鳴らし私を脅かす。ちびっこのくせに、たいしたも
のだと感動。
残りの白い子。こちらはこの1週間の餌付けですっかり毛並みも美しく、元気いっぱい。
追っかけっこでは恐怖心を助長するのみと思い、Nさんに教わった通り捕獲機のなウェットタイプの餌を置く。ほどなく確保。白い子、恐怖心より食い気が勝ったのが仇となる。
約2時間の捕り物。猫も怖かったろうけど、私も威嚇にびびりました。
猫も私もぐったり。午後10時、遅い夕ご飯。
2時ごろまで落ち縁に面した和室にて仮眠。ケージのなかでは、がさこそ音と鳴き声。

7月14日(木)
朝、ケージの中は予想通り、餌とトイレ用の猫砂が入り乱れて散々。でもトイレの猫砂におしっこがしてあったのは良いニュース。
猫たちが薄い朱色になっていたので初めはどこか出血したのかと危ぶんだが、餌に水がかかり、餌の色素で薄い朱色になったもよう。声をかけながらケージをあけて、床を掃除、新鮮な餌と水を与える。
朝のゴミ出しのおり、お隣のN井さんお父さんにお会いしたので、子猫を保護していることを伝え、少し鳴き声がするかもとお赦しを願う。もともと1年前までアオちゃんをいう三毛猫を17年飼っていらしたので寛容にお赦しいただく。
ああ、大家さんにもお断りをしておかねば。



これから子猫たちには徐々に人に慣れてもらい、人は怖い存在ではないことを覚えてもらい、里親にだせるようにしていきたいです。


実は・・・

2016-07-12 | 日々のこと。
もうすぐ企画展。
3回続いた藍の生葉染め体験がおわって、
いつもなら、それ~と部屋を片付け商品をならべますが、
今回はなかなかはかどりません。

先週5日、だから今日でちょうど1週間になりますが、
実は親のいない子猫を庭で餌付け中。
ご近所に猫の保護活動を10年近く行っている方にお力添えいただき、
捕獲器も借りました。

豪雨の日に、にゃあにゃあと子猫が鳴いており、
翌朝セドをみたら盆栽棚の下に小さな白い塊をみつけたのです。
慌てて猫の食べられそうなものをと台所にいき、
あったのは「あごだし」。

もったいないけれども命には代えられないと細かくほぐし
セドに面したガラス戸を開けました。
すると音に驚いてぴょん!続けてぴょん!
なんと子猫は2匹もいたのでした。

出勤時間も迫り、とりあえずあごだしの入った皿をセドにだしたものの、
その日一日中頭のなかは子猫のことでいっぱい。
一度餌を食べたらまた来るだろうなあと想って餌を買い帰宅したら、
やはり庭にいました。

それから今日で1週間。
先日の日曜は終日家にいたので日中の子猫たちの様子もうかがえました。
セドはちょうど四方を囲まれて人も来ず、夏草ものびて身を隠したりするにはうってつけ。
子猫たちは草や虫にじゃれついたり、二匹で転がりまわったりして遊び、
それに疲れたら庭石の上でくっついてスースーねんね。

白い方の子猫は健康に問題なさそうなのだけど、
もう1匹サバトラの方は呼吸が浅く、異常がみられます。
早く捕獲して、医者につれていき、
それから人になつかせ里親探しに入れたらと思います。
(猫用ケージも購入済!)
2匹は生後3か月足らず、親猫がいなくて生きてこられたのは2匹いっしょだったからでしょう。
できれば2匹とも引き取ってくれる人が見つかるといいのですが。

こんなことをするのは、
以前集合住宅に暮らしていた時、
夜中に母親を探し鳴く子猫の声をきいた翌朝、
駐車場で子猫がはかなくなっていたから。
カラスにつつかれる寸前のところをひらい、
業者に引き取ってもらったのは苦い経験です。

迷子の子猫たちがうちのセドに避難したのも何かのご縁。
良い方向へ向かいますように。





夏恒例の企画展「夏の青」今年も!

2016-07-07 | イベント、お知らせ。
もう7月です。
夏越しの祓いも、氷室もすぎて今日は七夕です。
あいにくの曇り空ですが、夜には晴れるといいですね。

さて、今年もまた染付の青と白、
そしてどこか懐かしいゆらゆらガラス、
加えて豆盆栽のグリーンで企画展「夏の青」行います。

企画展は7月16(土)~18日(月・祝)10時30分~18時30分、
苔玉WSは7月23日(土)に行います。
23日も引き続き企画展をご覧いただけます。
残りのものに福があるかも(^^)

港町大野、夏祭りももうすぐ。ぜひお越しください。




7月16日~18日 午前10時半~午後6時半
金沢大野湊かたかご庵
金沢市大野町3-4
お車は山森商店月極駐車場7~9