4年ほど前にNPO法人石川県茅葺き文化研究会で茅葺き民家の調査に関わって以来、
いまだご縁があって茅葺きと楽しく関わらせて頂いています。
茅とよばれるものの主はススキですが、このほかカリヤスやヨシなどの草も地域によって使います。
今、これらの草や草地を巡って、茅葺き、水質環境、バイオマス、景観保全など、
同じ草を扱っていながらベクトルがさまざまに向いています。
先日、湯涌で茅刈りを一緒にしていた中村さんと、
それぞれがゆるく繋がりあい、お互いに勉強や情報交換をしあえたらいいねと企み、
草を中心においてのおはなし会を行う運びになりました。
第1回目の記念すべき先生は、京都府美山町の茅葺き職人の塩澤さん。
つねづねノスタルジーでない現在の茅葺き民家を提唱しつつ、茅を循環の輪として捉え、
さまざまなワークショップも行っていらっしゃいます。
ススキやアシなどの草を刈ると、日が差した野に春には花が咲き、
夏草のもとには虫が集まり、その虫を狙って鳥たちも集まる。
そして人は冬になるとまた草を刈る。
人の暮らしも自然の一部だったと実感させられます。
草のリズムで暮らす心地よさ、茅から拡がる豊かな世界。
お誘いあわせお聴きいただきたいと思います。
前置きが長くなりました。
以下、ご案内です。
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『草からみえる未来』第1回 おはなし会のお知らせ
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■日 時 平成23年1月15日(土)
14:00~16:00
(終了後、参加者同士でお話する時間もあります。17時まで。)
■場 所 西田幾多郎記念哲学館 研修室2
■参加費 1000円
■申込先 ★を@にかえ、お名前、参加人数、連絡先を、1月13日までにお知らせください。
中村 1225seiko★gmail.com
上 hanakobako33★yahoo.co.jp
私たちの身近にある、草。
日本は温暖で雨の多い気候のため、豊富な草があり生育も旺盛です。
かつては、その草資源を家畜の飼料や肥料、茅葺材として利用していたため
野草地は人々の生活に不可欠な存在でした。
また、そのような場所は多様な昆虫・小動物の生活場所となり
地域の生物相を豊かなものにしていたのです。
長い間かけて築いてきた、人と草との関係性を様々な角度から眺め、
私たちが未来に向けて草と新しい関係性を築くことができるよう
(或いは、関係の修復ができるよう)
草を取り巻く世界についてこれから一緒に学んでいきませんか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第1回のゲストは、京都府美町の茅葺職人・塩澤実さん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
茅葺を草地の生態系の維持管理を含めたシステムとして捉え
その理解の裾野を広げる試みを続けてこられました。
自然を生業の場として使い続けてきた経験や保存のみならず、
積極的に新しい資源として取り組んでいる環境先進国オランダ・デンマークなどの
事例紹介なども交えカヤの可能性についてお話いただきます。
[塩澤実氏プロフィール]
神戸市出身、1972年生まれ。
神戸芸術工科大学で環境デザインを学ぶ。
その学生時代に神戸市北区にある茅葺き民家1200棟(現在750棟)にふれたことで、
1996年京都府美山町の茅葺職人に弟子入りし、99年に独立。2001年に茅葺屋を設立。
(茅葺屋ホームページ http://www.kayabuki-ya.net/)
京都新聞寄稿や芸術新潮2009年5月号「茅葺きといういとなみ」著述。
いまだご縁があって茅葺きと楽しく関わらせて頂いています。
茅とよばれるものの主はススキですが、このほかカリヤスやヨシなどの草も地域によって使います。
今、これらの草や草地を巡って、茅葺き、水質環境、バイオマス、景観保全など、
同じ草を扱っていながらベクトルがさまざまに向いています。
先日、湯涌で茅刈りを一緒にしていた中村さんと、
それぞれがゆるく繋がりあい、お互いに勉強や情報交換をしあえたらいいねと企み、
草を中心においてのおはなし会を行う運びになりました。
第1回目の記念すべき先生は、京都府美山町の茅葺き職人の塩澤さん。
つねづねノスタルジーでない現在の茅葺き民家を提唱しつつ、茅を循環の輪として捉え、
さまざまなワークショップも行っていらっしゃいます。
ススキやアシなどの草を刈ると、日が差した野に春には花が咲き、
夏草のもとには虫が集まり、その虫を狙って鳥たちも集まる。
そして人は冬になるとまた草を刈る。
人の暮らしも自然の一部だったと実感させられます。
草のリズムで暮らす心地よさ、茅から拡がる豊かな世界。
お誘いあわせお聴きいただきたいと思います。
前置きが長くなりました。
以下、ご案内です。
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『草からみえる未来』第1回 おはなし会のお知らせ
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■日 時 平成23年1月15日(土)
14:00~16:00
(終了後、参加者同士でお話する時間もあります。17時まで。)
■場 所 西田幾多郎記念哲学館 研修室2
■参加費 1000円
■申込先 ★を@にかえ、お名前、参加人数、連絡先を、1月13日までにお知らせください。
中村 1225seiko★gmail.com
上 hanakobako33★yahoo.co.jp
私たちの身近にある、草。
日本は温暖で雨の多い気候のため、豊富な草があり生育も旺盛です。
かつては、その草資源を家畜の飼料や肥料、茅葺材として利用していたため
野草地は人々の生活に不可欠な存在でした。
また、そのような場所は多様な昆虫・小動物の生活場所となり
地域の生物相を豊かなものにしていたのです。
長い間かけて築いてきた、人と草との関係性を様々な角度から眺め、
私たちが未来に向けて草と新しい関係性を築くことができるよう
(或いは、関係の修復ができるよう)
草を取り巻く世界についてこれから一緒に学んでいきませんか。
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第1回のゲストは、京都府美町の茅葺職人・塩澤実さん
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茅葺を草地の生態系の維持管理を含めたシステムとして捉え
その理解の裾野を広げる試みを続けてこられました。
自然を生業の場として使い続けてきた経験や保存のみならず、
積極的に新しい資源として取り組んでいる環境先進国オランダ・デンマークなどの
事例紹介なども交えカヤの可能性についてお話いただきます。
[塩澤実氏プロフィール]
神戸市出身、1972年生まれ。
神戸芸術工科大学で環境デザインを学ぶ。
その学生時代に神戸市北区にある茅葺き民家1200棟(現在750棟)にふれたことで、
1996年京都府美山町の茅葺職人に弟子入りし、99年に独立。2001年に茅葺屋を設立。
(茅葺屋ホームページ http://www.kayabuki-ya.net/)
京都新聞寄稿や芸術新潮2009年5月号「茅葺きといういとなみ」著述。