鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

デトックス。

2008-03-30 | 日々のこと。
誘われて岩盤浴や火釜発汗浴のあるスーパー銭湯へ行ってきました。
冬のあいだに凝り固まった体を、じわ~っと温めて発汗。
気持ち、スマートになったかしら。

因みにこの後ろ姿は私じゃありません、為念。


ただいま。

2008-03-24 | 日々のこと。
お陰様で企画展を終えて金沢に帰ってきました。

あぁ。
狭くても・・・、散らかっていても・・・、
わが家は落ち着きます。

「鹿男あをによし」最終回の録画をみて、
笑ったり(綾瀬はるかが鹿の顔をつかんでム二ムニしたところ)、
ちょっぴりしんみりしたりして(鹿が平城京跡で電車に乗った主人公を見送るところ)、
4日間の緊張していた心を解放。

一日一更新はしていこうと誓ったHPは、
お客さまのいらっしゃらない頃を見計らって商品のみ撮影。

今週は蕎麦猪口のページを直していきます。
ついで企画展のもようもおいおいUP。
そんな今週です。


20日から企画展。

2008-03-16 | イベント、お知らせ。
20日から行う企画展のレイアウトを終えました。

いつもは古伊万里のうつわたちが賑々しく並ぶ店内ですが、
今回は越前、相馬、備前、丹波、瀬戸、黒薩摩など
壷や徳利が大小70点ほど並び、とても渋い雰囲気になりました。

知らずに来店されたお客さまたちは
「あれ、どうしたの。いつもと雰囲気ががらっと違うね」
「へ~、こういうのもまたいいねぇ」

まずまずの感触です。

草花を活けてない壷や徳利はしんと眠っていますが、
そわせると途端に目を覚まし、饒舌になります。
何を活けて彼らを目覚めさせようか、楽しみ~!

日本各地、土地ごとに育った焼ものの個性をお楽しみいただけます。
ぜひ、お誘いあわせご来店ください。

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 用の美「壷・徳利・うつわ展」

 3月20日(木)~23日(日)
 午前10時~18時
 アンティークギャラリー堅香子

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和装・和小物かたかご屋通信、スタート。

2008-03-13 | イベント、お知らせ。
今日も飛ぶ飛ぶ~、花粉日和。くしゃみ、涙眼なんのその!
「和装・和小物かたかご屋通信」はじめました。

「骨董の器で、頂きま~す♪」では、
主に古い器をご紹介しているように、
「和装・和小物かたかご屋」では、
昔きものや和小物のご紹介、かたかごの会のご案内をしていきます。

どうぞお気に入りに入れてくださいませ。
宜しくお願いします。

襲来!

2008-03-12 | 日々のこと。
暖かくなったとばかり、喜んでいられませんでした。
街じゅうが霞み、黄砂かと思い違いするほど杉花粉が飛散!
くしゃみ連発、喉カユし!
腰が治っていて良かった。
思いきってくしゃみもできるもの。

「安宅英一の眼」へ。

2008-03-11 | 日々のこと。
先週金曜日の仕事帰り、
金沢21世紀美術館で開催中の「安宅英一の眼」を見てきました。

安宅コレクションはふだん大阪・東洋陶磁美術館に収蔵されていますが、
現在、改装工事のため、東京、福岡、金沢に収蔵品たちが出稼ぎに(笑)。
金沢は安宅家のゆかりの地で、今回の展覧地に入っています。

東洋陶磁美術館へは何度も行きコレクションをみています。
でもお気に入りの染付辰砂蓮華文壺もくるとのことで出かけました。
東京・福岡では200点あまりの展示がありましたが、
会場の都合で金沢では50点だけ。
それでも質の高い一級コレクションに、自然と歩みがゆっくりとなり、
1時間以上見ていました。
蓮華文壺には、「こんにちは、また逢えたね」と心のなかで話しかける私。
李朝後期の若い壺に描かれた蓮の、たゆたうようすは彼岸の趣きがあり、
いつもこの壺の前では時の経つのを忘れてしまいます。

富山県八尾出身の稀代の古美術商・広田不狐斎との品物をめぐっての攻防、
酒井家から譲り受ける際の緊迫したやりとりなども紹介され、
物にまつわるエピソードが、いっそうこの展覧会を充実したものにしていました。

しかし、安宅英一さんという方の物への妄執は恐ろしいかぎりです。
その一方で、美しい物を見つけたときは喜びでもあり、
苦しみでもあったということに、シンパシーを感じました。
と、いっても安宅さんと私では、品物の値段の桁がちがいますが(苦笑)。

今週14日金曜日には安宅コレクションの名にちなんで
能囃子「安宅」も美術館で奏されます。
また仕事帰りに寄ってみようと思います。

ISICOのセミナーへ。

2008-03-06 | 日々のこと。
今日は休みをとって午後からISICO石川県産業創出支援機構主催の
モチベーションアップセミナー
「意識を変える、お店を変える本気のweb活用」に参加してきました。

昨年9月に母が倒れて以来、放置状態だったHPをリニューアル中で、
このままHPとしてか、あるいはウェブショップとして出なおすべきかと
考えていたときに知り得て申しこみました。

はじめにウェブショップで売上をぐぐんと伸ばし今日にいたる、
和歌山の紀伊国屋文左衛門本舗・上田真歳氏、
そして地元石川の和座本舗・西田 上氏らの基調講演でした。

ウェブショップはモールに出したところで、
最初から上手く軌道にのるわけもなく、
紆余曲折をへて今のステージにまで上った人たちのお話は、
説得力があり刺激にみちていました。

骨董は一度売るともう殆ど同じ物が仕入れできないため、
ヒット商品というものが生まれません。
それでも、彼らのお話しのなかから、色んな気付きをもらい、
これは取り入れてみようと思うこともいくつか。

基調講演のあとは県内で実店舗とウェブショップを経営する
4人の方々のパネルディスカッション。
今回、このセミナーで一番、聴きたかったのは、
ヨーロッパの子供服を扱うH(アッシュ)オーナー超原裕幹氏のお話。
歳のころ30代前半くらいでしょうか。
ネットショップから人気に火がついて(炎上ではないよ)、
オリジナルTシャツのお店を首都圏に3軒、実店舗を出しています。

ディスカッション最後にそれぞれのモチベーションアップはなに?ときかれ
超原氏の答えは「現金ですね」。
すごいストレートで、会場からは失笑もありましたが、
とても大切なことですよ、商いですもん。

夫婦二人で始めたお店は、休みが勿体無いと年中無休でやってきたそう。
オーナーは午後7時に店を閉店後、ウェブショップの応対をし、
帰宅するのが午前7時。
それから30分だけ寝てまたウェブショップの応対をして実店舗へ。
そんな壮絶な時期の話(今は専門のスタッフを雇用)や、
2年かけてオリジナルTシャツの開発をし全国のデパートを営業した話など、
シャイな性格のようで淡々と話すのだけど、
行動力、実行力、がんばりがすごい。

それぞれのビジネスごとに
スタイルこそ違えど共通してあるのは、熱意と継続。

もぅ、本当、ぎっくり腰になってる場合ではない。
シャキ-ンと、またまたネジを巻きなおして
小さいことからコツコツ励んでいきます!
(あれ、前にもどこかで書いたわ、しっかり、、、自分)




亀鳴屋にて。

2008-03-04 | 本のこと。
3日夜、Gデザイナーのmちゃんにお誘いいただいて
亀鳴屋で雛祭りの夕べへ。

いつも何か一品をもっていくのが慣わしなので、
帰宅後、菜の花とベーコンのキッシュを焼いていきました。
大きめの耐熱皿で焼いていたのが仇でなかなか焼きあがらず、
亀鳴屋には8時過ぎに到着でした。

既にテーブルには甘エビのお刺身、ばい貝の煮つけ、菜の花のおひたし、
男前豆腐、サンドウィッチなどが並んで、オオ~~♪♪
持参した菜の花とベーコンのキッシュもそのなかに加えてもらい席につきました。
(キッシュは塩加減がうすくなりましたが、
HoneyBeeBrandという書評の面白いweb古本屋を営む、
食に熱いY子ちゃんが食べてくれたから、まあ60点くらいのできでしょうか。)


声をかけてくれたmちゃんとは諸事で会えなかったのは残念でしたが、
昨夜のひとときは幸せでした。
気のおけない仲間との食事というのは、
リラックスできるなぁとしみじみ思いました。
昨夜は久しぶりに本当の自分、素に還った気がしました。
というのも今の職場や、母が倒れてからの実家では、
どこか何かを演じて鎧を着た、
あるいはペルソナをつけた自分がいるのを感じていたからです。

亀鳴屋主人も、製本の関係で発売延期になった本のことで、
ちょっと凹んでいたもよう。
労わっているのか、おちょくっているのか分らない慰めを皆から(私から?)うけ、
騒いでいるうちに発散することができたでしょうか。

美味しい食事のあとは、浦田や諸江屋のうるわしい金沢の和菓子にあわせ、
亀鳴屋妻女のユキちゃんが、美味しい抹茶をたててくれて満ち足りました。
多少、腰痛コルセットがきつくなってもよ~し!

明日はまた、新しい一歩を歩いていけそう。