鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

旅のカケラ。

2013-02-04 | 日々のこと。
春の兆しをやどしたあたたかい雨がそぼ降る先週末、
久しぶりに名古屋へ半日出かけてきました。

当初の目的は愛知県美術館で開催しているクリムトでしたが、
ちょうどフランスアンティークを扱う宮脇誠さんの展示会や、
どんぐりなどの自然素材で作品作りをされている結城伸子さんの作品が見られる展示会などがあることを知り、
地下鉄東山線沿線をちょこっと巡ってきました。

宮脇さんのアンティークが並ぶのは、Carafeというインテリアショップ。
在廊中の宮脇さんからあれこれとモノの来歴などお話をお伺いでき、
愉しい時間を過ごさせてもらいました。



結城さんの作品はTAIGAというギャラリーで。
もとは1DKのアパートの1室を改装したスペースです。



TAIGAの入っているビルの1階にはキッシュとタルトのお店があり、
そこでひと休みもして、むかご入りの長いものキッシュを頂きました。



財布のひもを〆ていかねばと思っていましたけれども、
やはり連れ帰ってしまったものたち。
ピューターの皿、ドングリ標本函、木彫りの鹿など。



鹿はまだ学生さんの作品なのですが、
一目ぼれしてしまった。
ギャラリーの白い壁を背景にしてあったときは
雪原をいくカリブーのよう。
結城さんも実はラップランドの文化にも詳しく、
それぞれの作品世界が呼応しあっていました。