鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

浅井一甲一門展「工芸の集い」。

2010-03-31 | 日々のこと。
神戸つながりの話題です。

わが金沢大野湊かたかご庵の暖簾を作ってくださったのは
兵庫県三木市在住の竹岱亭・浅井一甲さんです。

自らの制作のほか教室も開かれており、
まもなくギャラリー北野坂でその一門展が始まります。

金工・木綿更紗・型染め・織・木彫などの作品がずらりと並びます。
お近くの方、そうでない方も、ぜひおでかけくださいね。

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工芸の集い(13)

4月6日(火)~11日(日)
10時~18時(最終日17時)
神戸市中央区山通1-7-17
ギャラリー北野坂2階・3階 

講師認定式へ。

2010-03-31 | 日々のこと。
講師認定式は午後6時から神戸の浜手と山手をむすぶ、
トアロードに面するホテルで行われました。

参加者は私たち金沢組をはじめ、
地元神戸、広島、福岡のオープンクラス講師陣たち。

しあわせの学校事務局のHさん、事業部長のKさんからのご挨拶のあと、
会員さんの表彰、そして講師への認定証授受がありました。

その後スパークリングワインで乾杯をし、
食事を頂きながらスピーチタイムへと時が流れます。
相変わらず自分の話しベタを実感した時間でしたが、
皆さんのそれぞれの取り組みやお仕事の話を伺って、
たくさんの刺激をいただきました。

特に今回金沢分校を開校するにあたり、
地元世話人として奔走してくださったみわさんのスピーチは、
あつい思いがあふれていました。
私もこころを入れ替え?分校の盛り上げに努めていきますね。

和気藹々とおしゃべりが続くなか、
ダンス講座をもつ神戸のMさんが即興でダンスを披露。
会場の空気がいっそう華やぎました。

気が付くともう帰る時間です。
翌日も講師の勉強会が組まれていましたが仕事の都合で退席。
まだ春浅い金沢へと帰ったのでした。

しあわせの学校事務局のHさん、Nさんのお二方には大変お世話になりました。
この場をかりて御礼申し上げます。

鉄人28号!

2010-03-31 | 日々のこと。
鉄人28号の立つ長田区は、
震災のとき被害が大きかったところです。

タクシーの運転手さん曰く、
長田はケミカルシューズの製造で活気のある町だったが、
震災以後は斜陽になってしまった、
新しく道も整備され家も建ったが、
どこか違和感のある町になってしまった、と。

確かにぽつんぽつんとフェンスで仕切られた空き地もまだ目立っています。
家を再建できず、そのままということなのでしょうか。
あるいはそこに暮らす人はもう・・・。
ごく当たり前だった日常が非日常に変ってしまったとき!

車内が少し静かになったとき、「もうすぐ見えますよ」と運転手さんの声。
大きいとは聞いていましたが、
マンションの影からぼんと目に飛び込んできた姿は予想以上、
思わず、わあ!という声が車内にあがりました。
直立したとき18メートルになるよう設計されているそうで(漫画内の設定ママ)、
車を下りて近づいていくと、
なお一層その大きさに驚かされました。

鉄人の足元には鉄人と同じポーズをして写真を撮る人でいっぱい!
もちろん私も、です。
ガオー!!

鉄人の周りには次代を担う
子どもたちの元気な歓声が響いていました。

しあわせツアー。

2010-03-31 | 日々のこと。
10時から「しあわせツアー」の特別講座が開講しました。
今回は金沢分校開校にあたり、主に金沢の講師の方々が担当されました。
運よく?大役を逃れた私は、生徒として気楽に受講させていただきました。

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■講座1「しあわせの鉄人講座」

講師はスターフェリシモとして既に活躍されていらっしゃるお二人、
神戸の絵本と童話の中のごちそう案内人・中野由貴さんと
金沢のクラフト作家・みわとしこさんです。

昨年10月、神戸の復興と商店街活性を願って企画されたKOBE鉄人PROJECT。
その象徴が新長田に作られた「鉄人28号」です。
お二人の講座はそれに因み、鉄人=不死身、そして大きい、力強い、たのもしい、
そんなイメージをしあわせに結びつけていました。

まずは中野さんから鉄人28号の作られた経緯を伺い、
大きい繋がりで絵本「きょだいなきょだいな」を読み聞かせていただきました。
続いて、みわさんによるクラフト講座「鉄人ボビンロボット」の製作です。
神戸=ファッショナブルな街のイメージ、そしてみんなが繋がる縁(えにし)から、
ロボットの材料はミシン糸やボビン、フックという手芸部品。
こういうパーツをロボットにしようというみわさんの発想が楽しい!! 
スパンコールで飾りおしゃれなロボットが次々誕生しました。


■ブランチタイム

中野さんがセレクトしてくれた神戸ならではの美味しいものを、
各自ランチパックに詰め込みました。

ランチパックの中身は、
・丹波の黒豆入りほうれん草サラダ
・トアロードデリカテッセンのスモークサーモンとピクルス
・元町駅前の森谷商店コロッケ
・神戸鉄人カレー(缶入り)
・ビゴの焼きたてフランスパン(きょだいな・・・にかけて大きい!)
このほか長田ソース、淡路島のタマネギスープ、スウェーデンの大きな堅パン「レクサンド クネッケブロート」などなど。
これだけ集めるのに、さぞお時間がかかったことと思います。感謝!!

お腹いっぱい、和やか、しあわせ気分になったあと、
再び午後の講座がスタートです。


■講座2「中世能登の古陶 珠洲焼 アート講座」

講師は金沢校、陶芸家・山田睦美さんです。
山田さんは能登半島の先端にある珠洲市で珠洲焼をされています。
珠洲焼は中世のころ瀬戸とその販路を二分したほど流通していました。
それは須恵器の流れをくむ還元炎焼成と燻べによる渋いやきものです。、
ところが山田さんの手にかかると一変、モダンで可愛いやきものに変るのです。

この日もリングスタンドチェアを作りました。
あらかじめよく練ってくださってある陶土を、
スパスパ切り落として椅子の形にするのですが、これがなかなか難しい。
山田さんはいとも簡単にやってのけるのですけれども・・・・・・。
焼きあがりが楽しみ!土の感触、作る事の楽しさを思い出させていただきました。


■講座3「大人のアフタヌーンティー・ワインとチーズのマリアージュ講座」

講師は金沢校、チーズシュヴァリエ・村中美恵さん。
この日は時間と共に熟成が進むナチュラルチーズを紹介くださいました。
最近、都合で参加できないでいる194さんのチーズ講座を重ねあわせながら聴講。
チーズはその物語を聞きながら味わうと、よりいっそう楽しいですね。
昼下がり、チーズにあわせたワインもほんの少し味わいながら、
そのマリアージュを楽しみました。

4時半ごろ、盛りだくさんの贅沢講座がすべて終わりました。
夜に行われる認定式まで、まだ少し時間がありましたので、
ブランチ前の講座で語られた、新長田「鉄人28号」に会いに出発!

そして神戸へ。

2010-03-31 | 日々のこと。
28日日曜日、今回のショートトリップ本当の目的地、
神戸にやってきました。
旧居留地にある㈱フェリシモ本社が行き先です。

㈱フェリシモ本社が入居されている神戸朝日ビルディングは、
界隈でもひときわ目をひく高層ビル。
低層階は以前あった旧神戸証券取引所(渡辺節設計、1934年築)の外観を復元したものだそうで、
連続する柱が美しい建物でした。

28日は「しあわせの学校」で学び楽しんだ会員の方を招待して行う「しあわせツアー」と、
講師の認定式が行われました。

京都半日観光 その3 銀閣寺喜み家

2010-03-29 | 日々のこと。
気が付くと少し日も傾いてきました。
どこかでお茶をのみたいと思い銀閣寺方面に引き返すと、
私ごのみの店構えのお店が一軒ありました。
甘味処「銀閣寺 喜み家」(喜は七を三つ)。
メニューはみつ豆にしぼってあり、ここは美味しいぞ~と
食いしん坊のアンテナが作動します。

甘味処というと和風のしつらいが多いなか、
イギリスのアンティーク家具を思わす調度類でそろえられ、
BGMにもジャズが流れています(この日は小野リサ)。
こじんまりとした空間ですが落ち着きます。

メニューとにらめっこをして注文したのは白玉入りの豆かん。
お店の方が運んできてくれたそれは予想以上のボリュームでした。
そして一口口にいれると、おぉ~美味しい!!

角がしっかり際立った寒天、
一粒ずつふっくら艶やかな赤えんどう、
そして甘すぎない黒蜜。
特に赤えんどうの塩味と黒蜜の甘さは、考え抜かれた抜群の加減。
赤えんどう豆があんなに美味しいなんて初めて知りました。

金沢に帰ってから調べたら、有名なお店なのですね。
商品は取り寄せもできるそうです。

最後にやっぱり「花より団子」を証明した京都半日観光でした。



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フェリシモしあわせの学校 金沢オープンクラス

【かたかご庵の講座】
恋する骨董 ~使う喜び、暮らす楽しみ
4月18日・5月23日・6月6日
★申込締切 4月10日

【合同講座】
もてなしの心を磨く、金沢美人になる時間
5月30日
★申込締切 5月10日

詳細、お申込みはこちらへ。

京都半日観光 その2 法然院

2010-03-29 | 日々のこと。
慈照寺をあとにし、哲学の道を南へ下りました。
ユキヤナギ、エニシダが疎水に枝垂れ、その上を桜の天蓋が広がります。
あと3~4日で満開になるだろう桜。
さぞや美しいことでしょうね~。

観光客目当てのショップもまばらになるころ、
本日のお目当て、法然院の案内板が見えました。
先ほどの陽光あふれる哲学の道とは対象的に、
薄暗くひっそりと静まった参道がまっすぐ延びていました。

こちらには五色八重散椿、貴椿、花笠椿の三名椿や、
また谷崎潤一郎や九鬼周造のお墓があることで知られています。

やがて苔むした茅葺の総門が見えてきました。
茅葺きのことを全く知らないころの私だったら「趣きがあるなぁ」と感じたことでしょうが、
少し茅葺きをかじった今は「土に還ってるじゃない、早く葺き替えないと」でした。

さて肝心の椿です。愛でようと楽しみにしていたのですが、
なんとこれは特別拝観で、4月1日~7日だけ!
ついでの寄り道とはいえ、とても残念な思いを残しました。

京都半日観光 その1 慈照寺

2010-03-29 | 日々のこと。
27日土曜日の朝、金沢は気温がぐっとさがり、薄氷がはるほど冷え込みました。
そんな冬もようの金沢を出発して3時間あまり。
着いた京都といえばエニシダ、ユキヤナギ、
そして3~5分咲きの桜花咲く、春でした。

老若男女、東洋人、西洋人が入り乱れる京都駅前から市バスに乗り、
向月台と銀沙灘を見たくて慈照寺銀閣へ向かいます。
総門から中門まで薮椿を高く伸ばして生垣に仕立てた銀閣寺垣はみごと。
心を鎮めていく舞台装置になっています。

中門をくぐると視界が開け、観音殿と向月台。
拍子抜けするほどすぐ目の前です。
しつらい教室のお月見のとき、この向月台の話もしています。
本堂前の銀沙壇もそうですが、使われている白川砂は非常に反射率が高く、
昼は陽光を、夜は月光を反射し部屋のなかを明るくするのだそうです。

手入れの行き届いた庭の苔の上には、藪椿の花がほろほろこぼれ落ち、
花の主役の座を桜にゆずろうとしていました。




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フェリシモしあわせの学校 金沢オープンクラス

【かたかご庵の講座】
恋する骨董 ~使う喜び、暮らす楽しみ
4月18日・5月23日・6月6日
申込締切 4月10日

【合同講座】
もてなしの心を磨く、金沢美人になる時間
5月30日
申込締切 5月10日

詳細、お申し込みはこちらへ


そうだ、京都へ行こう!

2010-03-26 | 日々のこと。
明日から1泊2日で出かけてきます。

本当の用事は、明後日、神戸で行われるしあわせの学校関連の行事。
それに参加するため出かけるのです。
これは朝の10時~夜8時まで、みっちりスケジュールが組まれておりまして、
お会いしたい方々もいらっしゃるのですが、また次回。

それで、その前にすこし息抜きを…?
いえ、ちょうど「古寺」やら「仏像」の禁断症状がでていましたものですから。
恵文社で本を漁り、法然院の椿を愛で、ぶらぶら。
願わくば金沢よりは暖かいように。
ではでは~。

nousaku 和カフェ&着物リフォーム展。

2010-03-24 | イベント、お知らせ。
高岡でチーズとワインのお店をされている194さんから、
楽しい美味しい催しのご案内をいただきました。

194さんオリジナル、着物をリフォームしたお洋服と、
何だか美味しいお茶も楽しめるそう。

私も駆けつけたいところなのですが、
あいにく所要が重なりお伺いできませぬ(涙)。
お近くの方、ぜひ私の代わりに楽しんできてください♪


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「和カフェ&着物リフォーム展」
日時 : 3月27日(土)・28日(日)14:00~17:00
    4月3日(土)・4日(日)  14:00~17:00
会場 :nousaku 高岡市新横町1044-2