こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

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共感

2010年06月09日 | その他
人とのコミュニケーションで共感を持って聞き、話せるということは、そこに感動も生み出すことができるんだなあと思ったこと。

テレビのトーク番組を見ていると、インタビュアーがゲストの話を聞きだし、さまざまなエピソードなり、思いを伝えようとします。

ある児童文学の作者をたずね、話題になった作品の背景などを聞いていました。大好きだったおばあさんの思い出をベースに書かれたその作品は、

「もう一度おばあさんとの時間を生きなおすものだったんですね」

と、女性のアナウンサーが作者に問いかけたとたん、彼女ははっとして、そして声をつまらせて

「そう。なんてぴったりのことを言うの。泣いちゃう・・・」

と、アナウンサーの手を触れるともなく、軽くたたくようにしてなんども手を伸ばしていました。

この女性アナウンサーのひと言に作者の思いが凝縮されていたのでしょう、そこを突かれることで、しまいこんでいた思い出の箱からいっきに感情があふれでてきた、そんな瞬間でした。

もうひとつは、べつの女性アナウンサーと若いころからモデルとして活躍していた女性タレントとのトーク。

十代の多感な時期に家庭の不幸と苦労を味わった彼女が、自立し、成功したと思っていたら、返ってその価値観に縛られてとても息苦しく生活していた・・・・・。

今は、ひととおなじ、という枠の中で安心しながら窮屈な思いをすることはやめて、自分らしい生き方を追い求めている。ひとつの舞台に立つたびにもうこの舞台で死んでもいいと思えるくらい全身全霊で立ち向かっている、そうやって自分という人間が歳齢とともに完成されていくと、情熱をこめて一気に語る彼女のトークに、見ている私も引き込まれたのですが、

なんと、インタビュアーの若い女性アナウンサーもすっかり感動してしまい、本番中にもかかわらず、ぽろぽろと涙を流して絶句したのでした。

女性タレントの話もさることながら、女性アナウンサーのみずみずしい感性に触れたようで、そんな彼女の姿を見ることができたのにも心揺さぶられるものがあり、

やたら明るくカワイク作られ、そのぶん軽い感じでニュースを伝える、まるで芸能界に「女性アナウンサー」というカテゴリーがあるかのような扱いをする局もあるなかで

ここには、いいアナウンサーがそろっているなあと、
そのこともうれしく思えた、ふたつの出来事でした。




<夕べの献立>
アジの干物
大根おろし
根菜の味噌汁
ナスの浅漬け
キムチ

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