運を引き寄せる

書家の武田双雲さんのメルマガに、運を引き寄せるには？というタイトルで文章が書かれていました。

運が悪いと思っている人は運が悪いことしか見ていないんだって。

毎朝、日が昇る。
・・・・超運がいい。
蛇口をひねると水が出る。
・・・・超運がいい。

何より、日本に住んでいる。
超、運がいい！

起きたことに対してのとらえ方ひとつで運がよくも悪くもなる、と書いてありました。

なるほど。
しかし。

先日のこと。
夜遅く、用事で外に出たあいだに鍵を閉められ、ピンポン、と呼び鈴を押したのだけど、開けてくれるどころか、誰も玄関に出てこない。

暗闇に一人取り残されて自分でも驚くぐらい腹が立って、ようやく出てきた主人に「何で誰も開けてくれないの！？」と、怒りをぶつけてしまいました。

よくよく聞いてみれば、リビングに下着姿でくつろいでいた主人は、お客さんが来たと思い（夜十時だよ！？）、その格好で玄関に出るわけにもいかず、私は二階にいるものだと思われ、二階に呼びに行き、いないのであわてて服を着て降りてきたらしい。その間、私は放り出されたまま。

ぴったり閉ざされた玄関の真っ暗なドアの前で、なんてひどい、なんて横着なの、うちのオトコどもは！と怒りがこみ上げてきました。そうしてあふれた怒りを噴出させて、そのあとは険悪なムードに。

そりゃあ、運も逃げてしまいますよね。

・・・・そう。

暗闇だったけど晴れて星空がきれいだった。
超、運がいい。
時間はかかったけど、ドアが開いた。
超、運がいい！
帰る家がある。
超、運がいい！！

腹が立つ前になんで、そういう風に考えられないのでしょう？
運を引き寄せることとは、かくも難しいことであります。



＜夕べの献立＞
うどん