俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

4月25日(金)

2014-04-25 07:03:51 | Weblog
 小石川植物園
★たんぽぽの草の平らに散らばりぬ  正子
春の野を代表するたんぽぽは日が出ると開き、曇りの日や夜になると閉じる。そのたんぽぽが沢山野に咲いている素敵な景ですね。有難う御座いました。(小口泰與)

○今日の俳句
あえかなるばらの新芽や風の中/小口泰與
ばらの新芽に「あえか」な表情を見た。かわいらしく、やわらかく、傷つきそうな新芽が風の中に伸びてきた。(高橋正子)

○木香薔薇(もっこうばら)

[もっこうばら/横浜日吉本町]

★夕風や白薔薇の花皆動く/正岡子規
★薔薇深く ぴあの聞ゆる 薄月夜/正岡子規
★朝晴れて木香薔薇に滴あり/819maker
★木香バラ気高く庭を囲いをり/819maker
★黄モッコウお印の所以悟りけり/光賢
★近づいて 木香薔薇の 薫り嗅ぐ/isamu
★棘なしの蔓薔薇咲いて溢るる日/ROSE・MARRY
★手折りしは刺なき薔薇の黄木香/senior21

 モッコウバラ(木香茨、木香薔薇、学名:Rosa banksiae)は、中国原産のバラ。黄モッコウ(ロサ・バンクシア・ルテア)は秋篠宮家第一女子・眞子内親王のお印である。
学名は植物学者ジョゼフ・バンクスの夫人にちなむ(命名はウィリアム・エイトン)。
 常緑つる性低木。枝には棘がないため扱いやすい。花は白か淡い黄色で、それぞれ一重咲と八重咲があり、直径2-3cmの小さな花を咲かせる。開花期は初夏で一期性。黄花の一重や白花には芳香はある。一般的にモッコウバラといった場合には、黄色の八重咲を指す。性質は強健で、病気も普通のバラと比べると少ない。成長も早く、けっこう大きくなるので地植えにはそれなりのスペースが必要とされる。野生種の起源は不明である。ノイバラの台木に接ぎ木してもよいが、挿し芽でも簡単に増やすことができる。花芽の形成時期が8月末までに行われるため、それ以降に剪定をすると、翌年の開花数が少なくなってしまう。基本的には剪定はしない。行灯仕立てで販売されることがあるが、上述のように成長は極めて速く大きくなるので栽培は難しい。また、白花は黄花より開花が若干遅く、芳香性を持ってはいるが黄花ほど多花性は無い、成長も黄花に比べるとやや遅い。
 庭園などで、アーチやフェンスなどに用いる。生育が早く、大量に花をつけるため、大きなモッコウバラの開花時は圧巻である。バラの短所である棘がなく、病気、害虫にも強くバラとして理想的な性質を持っているが、一方、一期咲であること、黄花の八重咲に芳香がないこと、白と黄色しか花色がない事などの短所もある。


◇生活する花たち「藤①・藤②・石楠花」(横浜箕輪町・大聖院)
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1 コメント

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御礼 (小口泰與)
2014-04-22 15:40:48
高橋正子先生
正子先生の4/25の俳句日記に「ばらの新芽」の句をお取り上げいただき、素晴らしい句評をたまわり厚く御礼申し上げます。

たんぽぽの草の平らに散らばりぬ/高橋正子
 春の野を代表するたんぽぽは日が出ると開き、曇りの日や夜になると閉じる。そのたんぽぽが沢山野に咲いている素敵な景ですね。有難う御座いました。
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