俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

9月11日(水)

2024-09-11 00:44:16 | 日記
晴れ
あかつきを朝顔青き花ひらく  正子
新甘藷湯気昇らせて蒸かしけり 正子

●明け方窓を開けで、目を疑った。きのうまでは朝顔が、一つか多くて三つ咲く程度だったのに、今朝は数え切れないほど青い朝顔が一斉に咲いた。西洋朝顔ではなく日本の朝顔な、なおさらのこと驚いた。

●沼隈の葡萄を妹が送ってくる。今では店頭では見られない昔からの葡萄ニューべりーAが入っていた。シャインマスカットやピオーネもおいしいが、葡萄らしいのはニューベリーA。ワインよりの味がする。仏前に供える。

●明日が図書館の本の返却日。読みかけの『リルケ』を開いた。俳諧がリルケに与えた影響についての文章で、ボードマースホーフについての述べたところに、愛媛大学の藤田正幸先生の名前があって、驚く。驚くこともないのだが、藤田先生は菖園が俳号でボードマースホーフの研究しておられたのを思い出した。引用されたことは、本人に知らされないので、思わぬところで引用されていることを知る。たぶん藤田先生も知らないだろう。信之先生の『比較俳句論序説』が『日本詩歌の伝統 七と五の詩学』(川村皓嗣著)に引用されているのを見つけたのは私なのだ。本人は知らないことが多い。

●愛媛新聞に掲載された今年の俳句甲子園の俳句を晃さんが送ってくれた。晃さんは青少年の俳句の将来を心配している。読ませてもらい、晃さんに電話をした。「何も言うことはありません。」と返事した。
コメント
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