俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

12月16日(金)

2016-12-16 19:39:55 | 日記
★南天に日はうららかに暮れにけり  正子
冬も深まり、戸外に色の乏しくなった季節にも南天は鮮やかな実を照らしています。それだけに、艶の深さは短日の微かな光にも残り、惜しみある一日の別れをゆったりと慰めてくれています。(小西 宏)

○今日の俳句
冬紅葉まだ庭隅に在る明るさ小西 宏
師走を迎え、紅葉も散り終わろうとするころになったが、まだ庭隅には冬紅葉が明るく残っている。見るにつけ、気持ちに明るさが加わる。(高橋正子)

●ここ2、3日朝夕冷え込む。鉢物の水やりを怠けたので、ガーデンシクラメンが首を垂れている。チェッカーベリーが実を落としてしまった。しかし、アイビーゼラニュウムは、意気揚々で、夏より花をたくさん咲かせている。乾燥気味がいいようだ。原産はどこかな。

松前漬けを作った。人参を加える。正月前にごちそうになろう。人参に土がついたまま冷蔵庫に保存していたが、2週間経つのに生きがいい。

○梔子(くちなし)の実(山梔子/くちなし)

[梔子の実/横浜日吉本町]

★山梔子に提灯燃ゆる農奴葬/飯田蛇笏
★竜安寺道くちなしの実となりぬ/村上麓人
★山梔子の実のみ華やぐ坊の垣/貞弘 衛
★くちなしの実のつんつんと風の中/安斉君子
★くちなしの実の日に映えて黙しけり/かるがも

 クチナシ(梔子、巵子、支子、学名:Gardenia jasminoides)は、アカネ科クチナシ属の常緑低木である。野生では森林の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが多い。果実が漢方薬の原料(山梔子)となることをはじめ、様々な利用がある。樹高1-3 mほどの低木。葉は対生で、時に三輪生となり、長楕円形、時にやや倒卵形を帯び、長さ5-12 cm、表面に強いつやがある。筒状の托葉をもつ。花期は6-7月で、葉腋から短い柄を出し、一個ずつ花を咲かせる。花弁は基部が筒状で先は大きく6弁に分かれ、開花当初は白色だが、徐々に黄色に変わっていく。花には強い芳香があり、学名の種名「jasminoides」は「ジャスミンのような」という意味がある。10-11月ごろに赤黄色の果実をつける。果実の先端に萼片のなごりが6本、針状についていることが特徴である。また側面にははっきりした稜が突き出る。
 東アジア(中国、台湾、インドシナ半島等)に広く分布し、日本では本州の静岡県以西、四国、九州、南西諸島の森林に自生する。八潮市、湖西市および橿原市の市の花である。果実が熟しても割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もある。他にはクチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木、つまりヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)からクチナシに変化したという説もある。(ウィキペディア)


◇生活する花たち「茶の花・茶の実・欅黄葉」(川崎市宮前区野川・影向寺)
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