俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月22日(金)

2012-06-22 04:02:18 | Weblog
★ほうたるの火が飛ぶ風が吹き起こり  正子
暗闇の中で飛び回る蛍火。その動きは一陣の涼風を呼ぶ心地がして、この上ない夏の風物詩です。 (河野啓一)

○今日の俳句
射干の咲いて空には雲もなし/河野啓一
射干(ひおうぎ)は、葉が檜扇に似て、橙色に斑のあるこじんまりと品のある六弁花を開く。雲もない夏空に、日本的な射干の花の色が印象的である。(高橋正子)

○虎尾草(とらのお、おかとらのお)

[虎尾草(とらのお)/横浜・四季の森公園]

★虎尾草や日の通りみち子が通る/磯貝碧蹄館
★虎尾草を摘めば誰もが撫でにけり/小島健
★虎尾草に水やり一日外に出でず/小熊一人
★虎尾草や雨の畦行く犬のおり/小口泰與

 虎尾草は蕾の状態で見るのがほとんだ。虎の尻尾のようだというのだから、じゃあと、捕まえてみたくなる。その感じは猫の尻尾を捕まえる要領だ。アレンジされたブーケに虎尾草がところどころに使われている。園芸種だろうが、薄桃の芍薬と白い紫陽花、トルコキキョウの間から虎尾草がつき出てアクセントになっていた。自然では、丘虎の尾が、横浜四季の森公園の山肌に群生している箇所がある。私の肩より少し高い所で、日当たりが良く風を孕んでいた。梅雨に入る前のことだ。

★虎尾草をおかしと思えばおかしかり/高橋正子

オカトラノオ(丘虎の尾、学名:Lysimachia clethroides )は、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草。APG植物分類体系では、オカトラノオ属はヤブコウジ科に移されている。高さは、50cmから100cm。葉は茎に互生し、葉柄があり、長楕円形で全縁。花期は6月から7月で、白色の小さな花を茎の先に総状につけ、下方から開花していく。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。日本では北海道、本州、四国、九州に、アジアでは朝鮮半島、中国に分布し、山野の日当たりのよい草原に自生する。普通、群生する。


◇生活する花たち「紫陽花・紫陽花と水車・菖蒲」(東京都文京区椿山荘)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

●リンク集●

2012-06-22 01:18:19 | Weblog

○インターネット俳句センター
グーグルで「俳句」と検索すれば、それぞれのパソコンの設定によって違いがありますが、「インターネット俳句センター」がウィキペディアの次、第2位の位置に来ています。おかげさまです。
http://kakan.info/

○花冠歳時記
http://blog.goo.ne.jp/kakan02b1

○俳句ギャラリー
http://blog.goo.ne.jp/kakan02a

○気がるに句会投句入賞発表
http://blog.goo.ne.jp/kakan02c/

○フェイスブック句会入賞発表
http://blog.goo.ne.jp/kakan106/

○花冠年間最優秀賞
http://blog.goo.ne.jp/npo_suien105/


▼伝言などがありましたら、下の<コメント欄>にお書き込みください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする