鎌倉報国寺
★冬の水ひたすら澄みて金魚飼う 正子
○今日の俳句
欅立つ落葉きらめく陽の中に/小西 宏
情景がよく整理されている。陽を受けてきらめきながら散る落葉。その中心に黄葉した大きな欅の存在が示されている。(高橋正子)
○小菊
日本の秋の花の代表として菊がある。菊花展なども開かれて、大輪や懸崖など仕立てられる菊があるが、こちらは、全く好きになれない。せいぜい嵯峨菊くらいである。冬も近くなり、また冬になって冷たい露や霜を置いて葉が紅葉するころの、小さな花を咲かせる菊は、あたたかく、優しげで、身辺に飾りたくなる。庭先の草の中に倒れたりして、可憐な花を咲かせるのがよい。色は、白、桃色、臙脂、黄色、それぞれの中間の色があって、結構多彩だ。花の表情がゆたかであると言おうか。人工的でないといおうか。そんな理由で小菊を愛するのである。
◇生活する花たち「石蕗の花・菊・山茶花」(横浜日吉本町)
★冬の水ひたすら澄みて金魚飼う 正子
○今日の俳句
欅立つ落葉きらめく陽の中に/小西 宏
情景がよく整理されている。陽を受けてきらめきながら散る落葉。その中心に黄葉した大きな欅の存在が示されている。(高橋正子)
○小菊
日本の秋の花の代表として菊がある。菊花展なども開かれて、大輪や懸崖など仕立てられる菊があるが、こちらは、全く好きになれない。せいぜい嵯峨菊くらいである。冬も近くなり、また冬になって冷たい露や霜を置いて葉が紅葉するころの、小さな花を咲かせる菊は、あたたかく、優しげで、身辺に飾りたくなる。庭先の草の中に倒れたりして、可憐な花を咲かせるのがよい。色は、白、桃色、臙脂、黄色、それぞれの中間の色があって、結構多彩だ。花の表情がゆたかであると言おうか。人工的でないといおうか。そんな理由で小菊を愛するのである。
◇生活する花たち「石蕗の花・菊・山茶花」(横浜日吉本町)