俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

11月16日(水)

2011-11-16 08:18:38 | Weblog

★うす桃の菊の日差しも写し撮る  正子
淡いピンクの菊の花、その繊細な花弁は、秋の日差しを細やかに映します。陽だまりと影、朝日と夕映えの差を、菊の「うす桃」に見つけ、一枚の景に写し撮る。おそらく俳人ならではの撮影でしょう。(川名ますみ)

○今日の俳句
一棟をきらきらと越す落葉風/川名ますみ
落葉を連れて風がマンションの一棟を越えていった。きらきら光るのは、落葉も、風も。明るく、高みのある句だ。

◇生活する花たち「石蕗の花・水仙・南天」(横浜日吉本町)

コメント (1)
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