俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

3月9日(水)

2011-03-09 05:57:43 | Weblog
★三椏の花へ奥から水流る   正子
先日の伊豆修善寺の河津桜と梅林の素晴らしい紀行文と俳句も拝見致しました。小生は以前、京都銀閣寺から南禅寺に至る「哲学の道」の疎水で三椏の花を眺めました。三椏の花は何処でも水気の多いい場所に育つようですね!。黄色の三椏の花と清流の光景が春めいて思われ、素適な一句です。(桑本栄太郎)

○今日の俳句
まんさくの花は青空絡めけり/桑本栄太郎
まんさくの花は、古色めいた黄色の細い花びらが、からまったように咲く。青空に咲きだせば、青空を絡めて咲いているように見える。(高橋正子)

○きのうの日経夕刊。携帯電話による入試問題の投稿が騒ぎとなったが、「同志社大は被害届を出さず」とあった。「容疑者が未成年であり、大学としての被害も軽微。複数関与の組織的な犯罪の可能性もうかがえない。教育機関として更生に期待したい。」という見解からだ。もっとも妥当な見解と思う。建学の精神が今も引き継がれているということであろう。教育における「被害」とはなんであろうか。余計な労力を使わされたのでということであろうか。同志社は掲示板に投稿された英作文1問の答案4957人を照会した結果、50人に類似答案があったという。いちいち照会した労力と誠意がすごい。そして、それを被害は軽微とした。警察に被害届を出したほかの3大学はそれをしたのであろうか。私の経験からも、英作文、英訳の答案では、類似答案は、大いにありうることであった。

生活する花たち「河津桜」(伊豆南部河津町)


▼河津桜:
http://www.kawazu-onsen.com/hana/hana.htm
コメント (1)
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