俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

3月1日(火)

2011-03-01 17:28:31 | Weblog
★菜の花の買われて残る箱くらし   正子
花屋さんに箱詰めにされて届けられた菜の花の明るさ。箱から出され、店に飾られ、一束また一束と買われていく。店の隅に残された箱が何がしか寂しく見える。それも売られて行った菜の花の黄と緑の明るさゆえ。 (小西 宏)

○今日の俳句
春浅き空にミモザの軽き揺れ/小西 宏
「軽き揺れ」がよい。一句が重くないのだ。上五の「春寒き」を添削したが、ミモザの揺れる「空」には「春浅き」が相応しい。(高橋正子)

◇生活する花たち「河津桜」(伊豆南部河津町)

コメント (2)
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