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SaltyDog

               by kaji

今日の公園

2006-03-26 | 普通の話題
午後から日もさしてきたので、楽器を持って公園へ。
公園は、春の訪れを待ちわびている人たちでいっぱいだった。 少し照れくさかったけど、かまわず楽器を取り出し練習。まずケーナから。新しい曲を練習するのはやはり少し恥ずかしので、比較的うまく吹ける曲などを数曲吹いてみる。 続いてチャランゴを取り出しいつもの曲を。すると1曲弾き終わったところで拍手を浴びた。驚いて顔をあげてみると70歳前後のおじいさんが手をたたいてくれていた。僕は照れ笑いをうかべ軽くお辞儀をした。続けて弾いていると、なにやらお年寄りが集まってきた。5~6人の老人に囲まれる中、演奏し終えると、「う~ん、いいねぇ~、いい音だね~、いや~すばらしい。」と口々に絶賛を受ける。少々その気になって、次の曲を弾こうかなと思っていたら、さっき手をたたいてくれたおじいさんが、「あの~、おにいちゃん、演歌はやらんのですか?」と。 は?エンカ? 「いや~、演歌はやりません」 すると、「あ~僕はほとんど演歌しか聴かないんですよ」と言ったきり、お年寄りの方々と演歌談義が始まった。 僕はなんか違和感を感じながら、次の曲を。 ふと気が付くとお年寄りはそれぞれバラバラの方角に歩いて去っていってた。 な、なんなの?あの人たちは。

 それから30分後、楽器を横に置いて休憩していたら、60前後の男性が歩み寄ってきて、「めずらしい楽器ですねぇ~、何て言う楽器ですか? ちょっと持ってみていいですか」と。 その方は、「昔、ハワイアンバンドでウクレレを弾いていた。 ギターも好きでメキシコの音楽をよくやる。 本来は歌が専門で、大学生相手に講師をやっていた。 実は運動神経もよく、空手・柔道は師範代だ」と自慢話が尽きない。 へ~、あ そう~なんですかぁ~ と相づちを打ち続ける僕。 去り際に、ギター持ってくるから今度セッションしましょう と。 あの自慢話が全て本当だとすると、凄い人物だ。 う~ん、ま、居るかもしれないな、そーゆー人も。

いろんな人が居て、公園は本当におもしろいところだ。 そして楽器が人を惹きつける。楽器の持つ魅力、あらためて実感。