珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

入学式で

2018-04-05 | 日記
葉桜の中、中学の入学式に出た。
式典が終わって、その後子どもと帰ろうと、娘のクラスに行った。
担任は唯一の女性の先生だった。
娘にとっては、小学校から7年連続の女性の担任。
登校初日なので大量の配布物を配りながら、その提出期限や記入の仕方や、今後の予定等の説明をされていた。

その様子を見て、私は「やっと出会えた」と感激した。
先生の大きくはっきりした声が教室の隅々まできれいに響いていたからである。

実は娘が修学してから、私は毎年これがずっと気になった。
「もう少し声量を上げてくれないかな」と、どの先生にも思った。
怒鳴るとかわめくのではなく、ただふつうの声をもっと上げるだけでいいんだけど。

先生は、話し方もわかりやすかった。
テンポがよくて、端的で、話がスッと入ってくる。
式典では半眠りいていたのに、私は完全に目が覚めて、感心して話に聞き入ってしまった。

「わかりやすい話というのは、ただの書類の説明でもおもしろい」という入学式での個人的すぎる発見だった。
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