日向の名残りの匂い、雨の降る前の匂い、甘酸っぱい何かの花や葉の匂い。
夜、玄関を開けたらそんな匂いにほわ~と包まれた。
「香り」というほど優雅なものではなく、もう少し生々しい感じの、でも生臭さでない「匂い」。
一匹60円のイワシを梅干煮にして食べる。
昆布も一緒に煮込むとイワシの味が一層引き立つ。
イワシの背中は海の色。
銀の地色に水色とも藍ともつかない輝きが「海を連れてきましたよ」と囁いているよう。
食後にはっさくを食べる。
意識を引き立てる瑞々しい柑橘の果汁の匂いも、この春の夜にふさわしい。
予定していた家の検診がキャンセルになったので、発表会のプログラム用の紙など買いに銀座ITO屋へ。
そのあと、山野楽器店~ヤマハへと寄る。
ヤマハ銀座店はただいま新装改築中のため、西銀座のはずれの仮店舗で営業している。
ついでに日本橋まで歩いちゃおう、と土曜のオフィス街をブラブラ。
お昼は洋食が食べたいと「たいめいけん」へ行くも長陀の行列。
う~ん、日本橋の洋食といえば、あとは昔からある「紅花」だ。
たしか風月堂の脇を入っていくと店はあるはず・・と探し回るが姿はみえず。
「もうなくなっちゃったのかね」、「だんだん消えていくね」、「もうわたしたちもすっかり昔の人になっちゃったね」「寂しいね~」・・などとろくさんと話しながらひょいと違う曲がり角(東洋レストランの横道)を入ったら、あったあった!!
なんだ~道を間違えていただけじゃん!!
腹ペコのアホな夫婦は、美味しくハンバーグエビフライクリームコロッケセットをいただいたのだった。
日本橋に来るとなぜかほっとして、自分の庭じゃ、という気がするのはここが父の生まれたところだからかしら。
季節のナスをふんだんに使った水をいっさい加えないドライカレー!
ご好評(?)にお応えしてレシピをお伝えします(^^)
材料:4人分
牛ひき肉400グラム(我が家は合挽き肉を使います)
ナス6個
玉ネギ1個
ピーマン2個
(セロリの茎なども少しあるとGOOD!)
☆1・市販のカレールウ1/2 (我が家ではバーモントカレー中辛の大箱の半分を使います。辛目が好きな方はルウで調節するのでなく唐辛子を使用するとよい)
☆2・トマトケチャップとトンカツソース(中濃)各大匙約1、しょうゆ大匙約1。
①ナスを1センチ厚さの輪切りにして水にさらし、水気をふきとってから油で少し焦げ目がつくくらいに揚げておく。
②玉ネギ、ピーマンを粗みじんに切っておく。
③フライパンにサラダ油を熱し、ひき肉を入れて炒めたら玉ネギを加えてさらに炒める。
④玉ネギがあまりしんなりしないうちに☆1を入れてかき混ぜ、ついで☆2を加える。
⑤最後に切っておいたピーマンと揚げたナスを加える。
水を入れないので焦げ付きやすいから中火で全体がよくなじむようにかき混ぜたら出来上がり。
お好みで塩コショウ、S&Bのカレー粉、を少々加えてもOK。
あとはご飯のスイッチを入れ忘れないように確認して炊く(^^;)
(ご飯がサフランライスにレーズンを入れたものなら最高♪)