葛西臨海公園からマゴッチを送り届けた後、亀有のGallery Barcoで開かれているグループ展「センガ・ヌーボー展」へ。
「センガ」→「剪画」とは、ナイフ(剪画用の彫刻刀?)で好きな形に和紙や洋紙を切り抜き、イメージに合った色の神に貼りつけたりしてできる立体的絵画のような感じ。
髪の毛やチョウの羽のような微細な曲線まで剪する技術には驚きます。
どの作品も素晴らしいのですが、初めて見たこの真っ白な蝶の着物の作品には、ある種の情念さえ感じました。
地に落ちてなお、命を燃やし尽くさんと飛翔する蝶の乱舞。
他にもすてきな作品がたくさん展示されていました。
↑ 優しい風合いの桜円。
↑ 後ろからライトを当てて立体的に浮き上がって見える作品。
↑ 切り取った線を積み重ねて宇宙から響いてくる波長を感じさせる作品。
マ-ブルプリントを使って作られたステンドグラスのような鮮やかな作品。
ごったがえした亀有駅近辺の雑踏から離れて、すっと体が涼やかになる静かな「剪画」の世界でした。