山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

秋田駒ケ岳(タカネスミレを観るために)その①

2024-06-23 15:55:29 | 旅行

梅雨入りが近い6月21日に秋田駒ケ岳(あきたこまがたけ 1582m)に登りました。男女岳(おなめだけ 1637m)、男岳(おだけ 1623m)とは違うこの標高は、横岳(よこだけ)のものです。

この日歩いたのはごく狭い範囲です。

全体図

この日の行動範囲

八合目(赤丸の現在地)から反時計周りに阿弥陀池まで緩やかに登り、池の左を歩いて横岳に一登り、そこから右へタカネスミレ咲く大焼砂(表示なし)を下りました。

ここ(1,583mの5のあたり)で大きく方向転換し左下の通称ムーミン谷(表示なし)を散策し、急登を経て再び阿弥陀池に下りました。

今度は池の右歩いて再び横岳に戻り焼森経由で八合目に戻りました。

男女岳か男岳、あるいは両方の山頂を極めてから来たルートを戻ることも考えましたが、タカネスミレを観るために焼森に向かいました。

平日も交通規制によって登山バスを利用することになるのは、明日(22日)からとの勘違いからこの日は始まっていました。

駐車場が満車になると困るので、3時40分に自宅を出発し6時前に八合目に到着したところ3分の1は埋まっており、「早い人が多いな」「遠くのナンバーが多いな」「夜中に到着して車中泊したのかな」などと考えていたら、駐車場の入り口にバリケードが設置されました。

そこで、今日から規制が始まったこと、規制が始まる5時30分前に進入していたことに気が付きました。

帰路は下山バスの後ろを付いて行くことになるので対向車の心配がなく楽でしたし、「規制前の昨日は満車となり、路上駐車も発生し大混乱だったから、今日来てよかったよ」と駐車場の管理員さんに聞き、早起きは三文の得、バス賃の得を実感し勘違いの1日は無事終わりました。

では、終わるまでの足取りを紹介します。

【八合目から阿弥陀池まで】

すっきりとした青空ではありませんが、そのうち広がるだろうと歩き始めたのは丁度6時でした。

早速お花に目を奪われ前に進みません。

ハクサンチドリ

ツマトリソウ

ズダヤクシュ

ムラサキヤシオ

ショウジョウバカマ

手書きの味がいいですね。

マイヅルソウ

ヒメイワカガミ

コイワカガミの白花かもしれません。

登山道は歩きやすく整備されています。

オオバキスミレ

岩手山(いわてさん 2038m)の荒々しい稜線が見えますが、相変わらず青空ではありません。

ナナカマド

葉の基部に鋸歯はなく、色も白くはないようです。

タカネナナカマド

鋸歯が葉の基部にまであるように見えます。

キバナノコマノツメ

イワテハタザオ

ヤマハタザオ属9種のうちの1つで、岩手山にも生育しています。

ノウゴウイチゴ

登山道に最後まで残っていた雪です。

ショウジョウバカマ

タカネザクラ

別名ミネザクラが満開でした。

サンカヨウ

阿弥陀池までの中間地点で男女岳が見えました。

振り返れば右に岩手山と左に烏帽子岳(えぼしだけ 1478m)が見えます。

あの高い山は?と何人かに尋ねられましたが、県民も見慣れない岩手山の姿です。

イソツツジ

この山では初めて観たこの花、どこかで一度見たかもしれないという、私には珍種です。

ミヤマキンバイ

ハクサンシャクナゲ

蕾さえ見かけなかったのにこれだけは咲いていました。

コケモモ

オノエラン

ミヤマダイコンソウの群生がそこかしこに観られるようになりました。

ヒメイワカガミ

キバナノコマノツメ

1つだけソッポを向いています。

こちらはミヤマキンバイのようです。

コミヤマハンショウヅル

1回3出複葉ならそうですが、2回3出複葉ならハンショウヅルです。

はっきりしません。

ミネズオウ

ピンボケの一枚しか写しておらず残念でした。

チングルマ

ムシトリスミレ

阿弥陀池が見えてきました。

期待したチングルマの群生は観られませんでした。

ヒナザクラも少なかったです。

イワイチョウも探せば見つかる程度でした。

男女岳のすそ野に白く見えるのはチングルマだと思います。

残雪の近くに行くとチングルマとヒナザクラが咲いていました。

 

この時8時05分で歩き始めて2時間経っていました。少し休んでから阿弥陀池を後に横岳に向かいました。

その②に続く

 

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生産のサイドブレーキ来月も

2024-06-19 09:24:09 | 時事川柳

トヨタ自動車は14日、車の量産に必要な「型式指定」の認証で不正があった「ヤリスクロス」など3車種の生産を7月いっぱい停止する方針を決めました。今月内は既に生産を見送る判断をしており、再開は8月以降にずれ込みます。トヨタは影響が大きいサプライヤーに対し、従来契約分の部品代を前払いするなどし、損失を最小限に抑えたいとしているそうです。
 
月曜日の投句が水曜日に掲載されることが多いのですが、これは月曜日ではないと分かりましたが何時投句したものか分からないので確認したところ15日(土)でした。
改めて読みますと、上五は「生産の」じゃなく「生産に」じゃないのか?何故「の」にしたのだろう?と思いましたが、採用されたから良しとします。
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森吉山(ヒナザクラを観るために) 後編

2024-06-17 16:43:41 | 時事川柳

ここからは登山道の様子、稚児平と山人平の群落などです。

8時45分に運行開始したゴンドラを利用し、9時15分に山頂駅(1167m)から歩き始めて石森(1308m)で右折し山頂(1454m)へ、その先山人平まで足をのばしました。

 

大きな段差も急登もない登山道の脇には花が咲いており、立ち止まってばかりでした。

シラネアオイが目立っていました。

 

初めて山頂が見えました。

石森分岐

ここまで0.8km、山頂まで1.8kmです。

イワカガミが増えてきました。

 

避難小屋は積雪を考慮した高床式です。

あと1.0kmです。

シラネアオイの先にはオオバキスミレが見えます。

チングルマに見とれて先に進みません。

ここ稚児平では何人か立ち止まって「綺麗だね、凄いね」と賑やかでした。

いつの間にか山頂が見えるところまで歩いていました。

山頂には11時25分に到着しました。コースタイムは1時間20分ですが2時間10分かけてお花見を楽しみました。ここでおにぎりを食べてからヒナザクラが満開だと聞いた山人平に向かいました。

雲が多くて秋田駒ケ岳も岩手山も見ることが出来ませんでした。

柔らかな残雪は登山靴で大丈夫でしたが、気温が下がればチェーンスパイクなどの滑り止めが必要です。

雪が解けたばかりのこの斜面、チングルマで再び白く染まるそうです。

慎重に下り終え安心したところで、突然現れたこの光景には驚きました。咲いているのは小さなヒナザクラなのにこの白さです。

こんなに凄い密度で咲いているヒナザクラの群落は初めて観ました。

呆然と立ち尽くしながら、向こうから歩いてきた人に山人平はここかと尋ねると、この先に標識がありチングルマの群落が凄いとのことでした。

間もなく山人平でした。

この場所に何時までも居るわけにもいかないので、山頂に登り返して下山することにしました。

13時15分に戻った山頂には誰もいなくなっておりました。12時頃にはそこそこ賑わっていましたが、ほとんどの方は山人平を観ずに下山したようです。

途中稚児平では再びチングルマとイワカガミに足止めを食らいながら、山頂駅には14時50分に到着し、コバイケイソウを写してからゴンドラに乗りました。

予報通り青空が広がりました。

避難小屋です。

 

ゴンドラを下りた後は自宅までの130kmを、3時間弱の運転で18時15分に無事帰着しました。

左上の赤い矢印から、下のやや右寄りの赤い矢印まで。

樹氷を観るためには雪道を3時間以上、4時間近く走る必要があると思いますが、近くに泊まるなどして訪れてみたいものです。

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森吉山(ヒナザクラを観るために) 前編

2024-06-17 11:09:04 | 旅行

6月14日(金)に森吉山(1454m)でヒナザクラ、チングルマなど沢山の花を観てきました。500枚以上撮影した写真から選ぶのに苦労するほどで、多過ぎると思いながら紹介します。登山道の様子と群落は後回しにして個々の花からです。

イワカガミ

濃い色、薄い色さまざま、ほぼ全山に咲いていました。

チゴユリ

ゴンドラの山頂駅付近に咲いており、数は少なかったです。

オオバキスミレ

木道の脇で目を楽しませてくれました。

ノウゴウイチゴ

ゴンドラの山頂駅付近に咲いており、数は少なかったです。

ショウジョウバカマ

雪解け間もないと思われる個所に、さまざまな色が観られ明るい色が多かったです。

 

アカモノ

これから増えそうです。

ツマトリソウ

ゴゼンタチバナ

ハクサンチドリ

濃い色の花が多かったです。

ニッコウキスゲ

咲いていたのはこれだけでしたが、蕾はたくさん見かけました。

イワイチョウ

たくさんの葉が見えましたので、これから花も期待されます。

 

ウスバスミレ

見落としそうな小さな花です。

エゾイチゲ

ヒメイチゲかと思いましたが、葉の幅が広いのでエゾイチゲとしました。

ミズバショウ

終盤で綺麗な状態は少なかったです。

オオカメノキ

ヒナザクラ

上からも写すことが出来ました。

ミツバオウレン

ある程度まとまって咲いていました。

ベニバナイチゴ

これは色が薄かったです。

チングルマ

見頃でした。あと何日持つのか?蕾も見えます。

ミツバノバイカオウレン

2枚しか写しておらず、ピンボケで残念。

タカネザクラ

マイヅルソウ

シラネアオイ

ほぼ全山に咲いていました。

ツバメオモト

下山中に見つけたもので、気づいたのはこれだけです。

ツクバネソウ

これも同じです。

コバイケイソウ

山頂駅の近くに群生していました。

花ではありませんがオコジョ

巣穴から突然現れ、素早い動きで出たり入ったり。運よく捉えることが出来ました。

長くなってしまいましたので、一旦立ち止まります。

~後編へ続く~

 

 

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豪快弾メジャーの片鱗麟太郎

2024-06-17 09:26:27 | 時事川柳

花巻東高校で高校通算140本塁打を放ち、米スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手が11日、メリーランド州で行われたMLBドラフトリーグの試合に出場し、勝ち越し2ランを放つなど5打数2安打3得点の活躍で米国でのデビュー戦を飾りました。

2021年度に創設された同リーグは前後期制で実施されており、佐々木麟太郎選手が出場した前期は主に大学生のアマチュア選手が6チームに分かれて対戦するそうです。

13日(木)付の同じ紙面には菊池雄星投手が4勝目を挙げたこと、大谷翔平選手が16号ホームランを放ったことが載っており、「彼がメジャーに上がるまでなんとかメジャーにいたい。それがモチベーション」との菊池雄星投手のコメントも紹介されていました。アメリカでも「花巻東高校」が知れわたっているようです。

 

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