山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

地方には看板倒れ創生案

2024-06-13 16:58:44 | 時事川柳

 

 

11日(火)付の第5面に

地方創生10年政府検証報告書 

一極集中要因分析なく 

自治体「苦しみ改善されず」

の大きな見出しが並びました。

政府は10日、2014年から本格的に取り組んできた「地方創生」の10年間の成果や課題を検証した報告書を発表し、地方への移住者増加など一定の成果はあったとしつつ「人口減少や東京圏への一極集中の大きな流れを変えるに至らず、厳しい状況にある」と総括しました。

地方創生は、第2次安倍政権が14年、看板政策として打ちだしたもので、移住・定住支援などを掲げ、自治体に交付金を配るなどして推進しました。

しかし、東京圏の外国人を除く人口移動は、28年連続転入超過となっているのに、地域間での人口の奪い合いを「一定の成果」と国は胸を張っています。

これに対し、東北地方のある首長は「地方が人口減少に苦しむ状況は10年間まったく改善されていない。政府が責任に向き合わず、能天気な検証をだすとは思わなかった」と怒りをあらわにしたそうです。

複雑な内容を17音に納めるために、地方創生を分解して看板政策は看板倒れと指摘し、音数を合わせるために記事にはない「案」を加えました。

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礼文島(南部のハイキング)

2024-06-13 14:25:25 | 旅行

天気予報が曇りのち雨の9日(日)の朝、真っ先に利尻山を確認し一安心しました。

登山口には8分ほどバスに乗って8時50分ころ到着しました。

バスに乗る前に驚いたのがコンクリート製側溝の脇に生きているミヤマオダマキと、ホテルの玄関わきのミニ高山植物園です。北緯45度を感じました。

現在地から桃岩展望台→キンバイの谷→元地灯台→知床と進み、知床から12時8分発のバスに乗る予定です。バスに乗り遅れても1時間歩けばフェリーターミナルにたどり着くので、昨日よりは気楽です。

14時20分発の稚内行きフェリーに乗船するまでは、何とか天気が持って欲しいと願いながら歩き始めました。

乗用車程度は通行可能な車道と交差します。

早速様々な花が出迎えてくれました。

ハクサンチドリ

チシマフウロ

ウラジロキンバイ

初めて観たクルマバソウは花がラッパ状であり、皿状のクルマムグラと区別できるそうです。

サクラソウモドキのモドキは紛い物という意味なので、綺麗な花が可哀そうに思います。

ミヤマキンポウゲ

エゾノシシウド

タカネアオヤギソウにしては背が高いし、コバイケイソウとは花の様子が違うので、帰宅後に調べたら初めて観たバイケイソウでした。

散策路はこのように狭くてすれ違うのには大変でした。

標高227mの桃岩展望台からの風景です。

角度によってはもっと桃に見える桃岩です。

猫岩

体を右に傾けたネコの後ろ姿に見えます。

利尻山がはっきり見えますので、曇り空はまだ持ちそうです。

このあたりから固有種の1つ、レブンハナシノブが沢山観られるようになりました。

次のポイントであるキンバイの谷に向かいますが、花が多すぎて前に進みません。

桃岩通過が9時20分とほぼ計画通りですが、のんびりも出来ないです。

ミヤマオダマキ

固有種の1つ、レブンコザクラは終盤なのか、鮮やかな色を保った花は少なかったです。

レブンソウも固有種ですが、確認できたのはここだけでした。時期が早かったようです。

ネムロシオガマ

エゾノハクサンイチゲも終盤で、枯れたものや萼片が欠落したものが目立ちました。

小葉の終裂片が尖っていないのが特徴です。

ハクサンチドリ

キンバイの谷が近いのか、固有種のレブンキンバイソウが現れました。

キンバイの谷ですが、一面に咲くレブンキンバイソウを観ることはできませんでした。

ほかの種の葉に隠れているのかもしれません。

華やかな花に気を取られ、マイヅルソウを忘れていました。

クロユリ

緩やかなアップダウンは気にならないほど花が咲いています。

ハクサンチドリとミヤマキンポウゲ

一番色鮮やかなレブンコザクラはここに咲いていました。

街中にさえ咲いているチシマフウロは今が盛りのようです。

ミヤマキンポウゲも沢山咲いていました。

振り返ると中央に桃岩が見えます。

利尻山には雲がかかり、雨が近いようです。

花も気になりますが急がなくては。

初めて観る花で、帰宅してからホソバアマナと判明しました。

オオミミナグサ

キジムシロ

ミヤマキンポウゲ

レブンコザクラ

ミヤマオダマキ

イワベンケイ

海を背景にしてハクサンチドリ、エゾノハクサンイチゲ、ミヤマオダマキ、ミヤマキンポウゲが確認出来ました。

最後のチェックポイント、元地灯台が見えました。

あと2Km残してこの時10時53分、バスは12時8分発なので余裕があります。

途切れない花をゆっくり観察できました。

風に揺れるイブキトラノオを何とか写しました。見かけたのは2つ目ですから時期が早いようです。

センダイハギ

ミヤマキンポウゲ

ノビネチドリ

早池峰山などで見慣れているウスバスミレかと思いましたが、ツボスミレでした。

次の2種も検索して分かりました。

カラフトゲンゲ

赤紫の花が連なるように咲く、大きな株になることが多いとありましたが、咲き始めのようです。

イヌナズナ

似て非なるもの、劣るものとしてイヌは可哀そうだと思います。

花は早池峰山のナンブイヌナズナによく似ています。

知床の集落が見えてきました。

11時38分にバス停に到着、無事5.3km歩ききりました。あとは30分ほどバスを待つだけです。

バスを待っていると綺麗な花壇が目に止まりました。

オオミミナグサかと思いますが、上で見たものと印象が違います。

利尻山もまだ見えており、雨にもあたることなく、恵まれた2日間でした。

今回は、チシマフウロ、ミヤマキンポウゲ、レブンハナシノブが沢山咲いていましたが、

7月にはリシリソウ、レブンウスユキソウ、レブンソウが盛りを迎えそうです。

もっと早ければレブンキンバイソウ、エゾノハクサンイチゲ、レブンコザクラの見頃だったかもしれません。レブンアツモリソウも少し茶色の部分がありました。

1週間か2週間違えば花が変わると思います。また訪れてみたいものです。

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