ここからは登山道の様子、稚児平と山人平の群落などです。
8時45分に運行開始したゴンドラを利用し、9時15分に山頂駅(1167m)から歩き始めて石森(1308m)で右折し山頂(1454m)へ、その先山人平まで足をのばしました。
大きな段差も急登もない登山道の脇には花が咲いており、立ち止まってばかりでした。
シラネアオイが目立っていました。
初めて山頂が見えました。
石森分岐
ここまで0.8km、山頂まで1.8kmです。
イワカガミが増えてきました。
避難小屋は積雪を考慮した高床式です。
あと1.0kmです。
シラネアオイの先にはオオバキスミレが見えます。
チングルマに見とれて先に進みません。
ここ稚児平では何人か立ち止まって「綺麗だね、凄いね」と賑やかでした。
いつの間にか山頂が見えるところまで歩いていました。
山頂には11時25分に到着しました。コースタイムは1時間20分ですが2時間10分かけてお花見を楽しみました。ここでおにぎりを食べてからヒナザクラが満開だと聞いた山人平に向かいました。
雲が多くて秋田駒ケ岳も岩手山も見ることが出来ませんでした。
柔らかな残雪は登山靴で大丈夫でしたが、気温が下がればチェーンスパイクなどの滑り止めが必要です。
雪が解けたばかりのこの斜面、チングルマで再び白く染まるそうです。
慎重に下り終え安心したところで、突然現れたこの光景には驚きました。咲いているのは小さなヒナザクラなのにこの白さです。
こんなに凄い密度で咲いているヒナザクラの群落は初めて観ました。
呆然と立ち尽くしながら、向こうから歩いてきた人に山人平はここかと尋ねると、この先に標識がありチングルマの群落が凄いとのことでした。
間もなく山人平でした。
この場所に何時までも居るわけにもいかないので、山頂に登り返して下山することにしました。
13時15分に戻った山頂には誰もいなくなっておりました。12時頃にはそこそこ賑わっていましたが、ほとんどの方は山人平を観ずに下山したようです。
途中稚児平では再びチングルマとイワカガミに足止めを食らいながら、山頂駅には14時50分に到着し、コバイケイソウを写してからゴンドラに乗りました。
予報通り青空が広がりました。
避難小屋です。
ゴンドラを下りた後は自宅までの130kmを、3時間弱の運転で18時15分に無事帰着しました。
左上の赤い矢印から、下のやや右寄りの赤い矢印まで。
樹氷を観るためには雪道を3時間以上、4時間近く走る必要があると思いますが、近くに泊まるなどして訪れてみたいものです。