山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

廃作にため息混じり紫煙吐き

2022-01-18 10:46:45 | 時事川柳

『葉タバコ廃作 3割意向』の見出しで初めて目にした「廃作」の二文字、「紫煙」で煙草の香りを漂わせましたので、葉タバコのことだと思い出せそうです。

 全国有数の葉タバコ産地の岩手県で日本たばこ産業(JT)の廃作募集に応じ、生産者の3割以上が2022年度に耕作をやめるとのこと。

 葉タバコは農作物が育ちにくい中山間部でも栽培でき、重要な高収益作物として地域経済を支えてきた歴史がありますが、喫煙者の減少と生産者の高齢化によって、耕作面積も生産者数も右肩下がりです。

 世の中の流れで仕方がないと、葉タバコ農地は牧草地に、葉タバコ乾燥室は牛舎にして和牛の繁殖経営に力を入れる農家、地域を支えてきた作物に誇りを持って次世代に引き継ぐ意欲を示す農家、それぞれが紹介されており、ため息ばかりではないようです。

 

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