山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

禁断の果実かじられ廃刊し

2021-06-28 09:24:40 | 時事川柳

 中国に批判的な香港紙「リンゴ日報」を中国が締め付けているというニュースは、テレビやラジオで知っておりましたが「リンゴ日報」とは可愛いネーミングだな、程度でした。

 24日(木)の紙面に24日付けの発行を最後に廃刊することを決定したこと、新聞名の由来が載っておりましたので、詠むために読んでみました。

 創業者の説明によると、聖書に出てくるアダムとイブが食べた禁断の果実が由来で、「2人がリンゴをかじっていなければ世界に罪悪は存在せず、新聞も必要なかった」とのことです。

 香港の立場であれこれ考え、罪悪(中国)にかじられて(締め付けられて)、禁断の果実(リンゴ日報)を廃刊する、に至りました。

 「報道の自由」を「禁断の果実」と捉えたもので、一緒に投句した「禁断の果実由来紙禁断し」「中国にリンゴ日報かじられて」を抑えて選ばれたものです。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 秋田駒ケ岳(花盛り) | トップ | 傲慢な首相に懸念と拝察し »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
林檎日報? (山歩き)
2021-06-28 16:07:27
 Shuさんこんにちは。早速「いい話題」とメントをいただきありがとうございます。
 ブログでは省略しましたが、中国語では「蘋果日報」、英語では「Apple Daily」 だそうですから、日本語では「林檎日報」となるのでしょうか。
 私はリンゴ=禁断の果実というより、赤いほっぺのリンゴ娘、そんなイメージが先行します、少し頑張ってもニュートンの万有引力でしょうか。

 ジャーナリズムの力については、ペンは剣よりも強しなどと申します、ペン先は竹光ではなく固い金属製でないと困りますね。

 新聞の値上げは初耳です、購読紙も足並みをそろえるのか心配ですが、必需品なので止めるわけにはいきません。
 ネットで購読できるサービスもありますが、やはりインクの香りを感じながらページをめくる感覚は良いものだと思っています。
返信する
ジャーナリズム (shu)
2021-06-28 11:48:26
山歩きさん こんにちは。
いい話題をご提供いただきました。感謝申し上げます。

リンゴ日報の創業者の言葉がいいですね。
「2人がリンゴをかじっていなければ世界に罪悪は存在せず、新聞も必要なかった」
新聞は世の中の罪悪をあぶりだし、世に問うことが使命と読み取れます。
翻って、今の日本のジャーナリズムはどうでしょう。
記者クラブ所属の記者の中には、政府発表をそのまま記事にしているとしか思えない記事を書く輩もいます。
日本にもリンゴ日報が欲しいですね。

来月から新聞が値上がりします。
ネットでニュースが読める時代に、新聞の価値はどこにあるのか。
新聞各社は、対価に見合う価値を提供しているのか、自問自答していただきたいと思います。
返信する

コメントを投稿