10日(月)にテレビの国会中継を観ていたら、野党側の中止を求める意見や質問
「東京五輪・パラリンピックの開催と感染症対策の両立は不可能と言ってもいい」
「感染ステージが3や4でも開催するのか」
「五輪を強行すれば検査体制や病床確保に影響が出かねない、優先すべきは国民だ」
に対し首相は正面から答えずに
「選手が安心して参加できるようにし、同時に国民の命と健康を守っていく。これが基本的な考え方だ」を連発していました。
11日の記事でもこの様子が再現されていたうえ、自民党の総裁選挙と衆議院議員選挙の日程についても載っており、首相の頭の中は総裁選を勝ち抜いて衆議院選挙でも圧勝することで一杯のように感じられて詠んだ句は、今年3回目の秀逸を頂きました。
まさに秀逸句ですね。多くの読者の共感が得られたここと思います。
私も国会中継を聴いていました。しかし首相の答弁があまりにも情けなくて、聴くのをやめました。
正直言って、こんな人が我が国の首相であることが、国民として恥ずかしいです。
ある記事では、首相も悪いが答弁原稿を書いた裏方も悪いように書いていました。
しかし首相は役者ではありません。自分の考えを自分の口で述べることができない時点で、すでに失格だと思います。
話が変わり恐縮ですが、本日、全国医師ユニオン(医師でつくる労働組合)が、東京オリンピックの開催を中止する要望書を政府に出したことを、NHKなどが伝えました。
今後、同様の動きが広まる可能性があります。
首相はあくまで、オリンピック開催に前向きですが、オリンピック開催と同時に国民の命と健康を守ることが困難だというのが、医療側から見た大方の見方のようです。
国会中継では同じことを棒読みすることが嫌になったのか、「よく聞いてください」と前置きしていたことも情けなくなりました、答弁をよく聞かずに同じことを質問されていると思ったとしたら、本末転倒、七転八倒の可笑しさです。
野党の追及が厳しい時は答弁書に書いていない「大変失礼ではないでしょうか」と感情をあらわにする場面もありますが、あとは伏し目がちに棒読みするだけですね。
全国医師ユニオンからの要望書については今日の第3面に小さく載っていましたが、大きな見出しで第1面を飾れば相当な効き目があるだろうと思いました。