山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

かめ吉が津波コロナ禍泳ぎきり

2024-04-24 10:10:45 | 時事川柳

「かめ吉」とは岩手県久慈市にある水族館で暮らしているアオウミガメです。

その水族館とは「久慈地下水族館もぐらんぴあ」で、国家石油備蓄基地の作業坑を活用した日本唯一の地下水族館、本県初の水族館として1994年にオープンし、22日に30周年を迎えました。

オープンした年のゴールデンウイークには、久慈市内に約7kmの渋滞が発生するほどの賑わいをみせ、その後17年間で入館者は130万人を超えましたが、2011年に東日本大震災津波で施設が全壊しました。

3千匹の生き物のうち、奇跡的に生き残ったかめ吉を含む約20匹は八戸市水産科学館マリエンとに託され、タレントで東京海洋大学客員教授の「さかなクン」らの後押しで再出発への取組が始まりました。

5年間で延べ31万5千人を集めた市街地の一角の「まちなか水族館」を経て、2016年に完全復活を遂げたものの、来館者は新型コロナウイルス禍により3万人台まで落ち込みました。しかし昨年度は6万人以上まで復活しましたので、関係者は海の魅力の発信拠点としてさらなる発展を誓っています。

記事には「津波から生き延びたアオウミガメ『かめ吉』が泳ぐ姿は復興のシンボルとして人々に希望を与えた」とありましたが、津波の後のコロナ禍もあわせて考え「生き延びて」よりは「泳ぎきり」のほうが良いかなと思いました。

カメは万年生きると言われていますので、30周年は始まったばかりです。これからも長く愛される「もぐらんぴあ」であればいいと思います。

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