そぞろ歩き 2

彩の国を中心に、身近な自然や歴史あるいは文化的スポットを訪ね、その魅力を写真等でご案内。

花びら舞う 秩父“塚越の花まつり”(埼玉・秩父市)

2013年05月05日 | Weblog

山腹の米山薬師まで子供たちが花をまきながら、“花御堂”が進む。

  この“塚越の花まつり”は、上吉田の塚越地区の子供たちが中心となって司る行事で、春の早朝に山里で行われる美しく幻想的な祭りで、埼玉県の無形民俗文化財に指定されている。
 子供たちは、4月下旬頃から野山の花を摘み集めて準備を始め、5月3日の夜には麓の熊野神社に籠り“花御堂”を葺く。

 翌4日の祭りの当日、朝7時になると花火を合図に子供たちは熊野神社を出発、山腹の米山薬師まで、約300mの参道に花を敷き詰め、子供たちが撒く花の上を“花御堂”と“誕生仏”が子供たちに支えられて静かに進む。
 薬師堂に着くと“花御堂”と“誕生仏”をお堂に安置して拝み、子供たちは薬師堂の前で輪になって残る花びらを頭上高く撒き、お釈迦様の誕生をお祝いし、下山する。
 その情景は大変幻想的で美しく、毎年、詰めかけたた多くのカメラマンが参道にあるいは境内に陣取り、一斉にシャッターを切る。

  秩父市公式ホームページ   駐車場:有(臨時)

 
山腹にある“米山薬師”と花に彩られた参道

 
麓の“熊野神社”と山腹の“米山薬師”

 
子供たちは5月3日の夜に“熊野神社”に集まって花御堂を葺く 集められた花びら

 
子どもたちが花をまきながら歩み、敷きつめられた花の上を花御堂と誕生仏が進む

 
子供たちは薬師堂の前で輪になって花びらを頭上高くまき、お釈迦様の誕生を祝う

 米山薬師
地図

(「地図」もしくは「ユーザ地図」をクリックすると大きい地図にジャンプします)