はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

丹生川上神社下社に参拝しました

2024-09-14 19:15:15 | 寺社めぐり
前回は、紀伊國一之宮に丹生都比売神社のことを書いたのですが、今回は奈良県の丹生川上神社下社のことです。
実は、7月23日に天川村の「みたらい渓谷」に行った帰りに、丹生川上神社下社にも立ち寄りました。
実はお蔵入りしていたのですが、神社つながりで急遽引っ張り出してきました(笑)
お蔵入りした理由なんですが、この神社のことについて調べたところ何やらややこしかったのです。
今回はちょっとだけ粘り強く調べてみました。

涼しげな幟が並んでいました。


日本最古の水の神とあるように、水を司る神様です。


前を流れるのは丹生川です。「丹生」の事は前回に触れました。


丹生川上神社下社(にうかわかみじんじゃしもしゃ)です。
下社ということは上社や中社があるんでしょうか? はい、あるんです。


私はどちらも行った事はないのですが、少し離れた吉野川大滝ダムのほとりに上社、さらに離れた高見川のほとりに中社があります。


三社とも由緒は一緒だと思います。


天武天皇の頃に創建された丹生川上神社ですが、いつの頃からか所在地さえ不明となっていたようです。


明治時代になって調査研究が行われ、明治4年に現在の下市村、明治29年には川上村の神社が有力視され
それぞれ官幣大社丹生川上神社下社と上社とされたそうです。


しかし、大正11年森口奈良吉による研究調査が認められ、現在の中社が丹生川上神社になったそうです。
戦後は神社制度の変遷によって三社は独立し現在に至ります。


黒馬は雨を祈り、白馬は晴れを願います。絵馬の起源だと言われています。


山百合が咲いていました。


本来一社の丹生川上神社は、明治から大正時代にかけて三社になりましたが三社とも今も丹生川上神社として信仰を集めています。


神様はおおらかでした。

※訪問日 2024.7.23